皆さまこんばんは。
※ ご指摘を受け、遅延貨物の列番と、本文を一部修正しました
昨晩21:22頃、胆振東部の厚真町付近を震源にM5.8の地震が発生しました。
札幌市でも震度4-5を記録し、びっくりしました。揺れは長く続かなかったものの、突き上げるような地震で、びっくりして声を上げる人もいました
さて、地震直後より札幌都市圏のJRは軒並み抑止となり、函館線と札沼(学園都市)線は徐行で程なく運転を再開しましたが、千歳線の北広島-沼ノ端・新千歳空港や、石勝線の南千歳-追分、日高線の浜厚真-鵡川、室蘭線遠浅-由仁間は未明以降まで抑止されました
幸い地震の人的被害は軽微で、中年で転倒した人が数名のみで済みました。
貨物がどこで抑止されているのかわからず、きょうは全検出場したDF2号機の五機への回送もあることから、久し振りの沿線朝練へ出掛けました。撮影地点は千歳線の島松-北広島です
日の出時刻は6:30前後ですから、その約10分前、予定にない時刻に踏切警報機が鳴動しました
キハ261系(ST-1210ほか)7B 21日発23D(SP北斗23号) 2019/02/22(以下同じです) なんと、旅客が乗っていました! これは、前日の19時台に函館を発車して、札幌へ向かっていたSP北斗23号で、長万部駅で客扱い中に地震に遭遇し、そのまま長万部で抑止、その後そろりそろりと苫小牧まで来ましたが、その先の千歳線に抑止がかかっているため、再開まで苫小牧で抑止されていたものです
お疲れさまでした!
で、遅延貨物撮影1発目はコイツ(06:26撮影)
DF200-58(サインレスブロックマ)+コキ 3053レ(大幅遅延) 地震発生に伴い、午前0時現在伊達紋別に抑止されていた貨物ですが、優先して運行されたようです
編成内容
Freight Linerコンテナの間に、昨日撮影したばかりのDAINICHI GROUPのコンテナが挟まっています。
てっきり95レかと思いましたが、どうやら違ったようです
編成後半は…
そして雁行するように、06:38にやって来たのは、赤スカでした
DF200-8(赤スカ)+コキ 83レ(1時間39分遅延) 多くの貨物が大幅遅延している中で、83レは元々札タ到着が地震発生から遅め(早朝)の列車でしたので、奇跡的に少ない遅延でやって来ました
牽引機はDD51の救世主クマ八つぁんです!
編成確認です。
もう少し確認
最後尾
結局ゴトコンばかり、ということは、83レでほぼ間違いないでしょう
そしてしばらく開いて、07:35にやって来た遅延貨物
DF200-59(サインレスブロックマ)+コキ 3063レ(大幅遅延) 日中に無蓋コンテナを先頭に長く連ねた下り貨物と言えば2051レですが、こんな編成が走っていたのですね
編成チェック
Freight Linerに挟まれて、西濃コンテナが。
更に離れて…
後部にも別の西濃コンテナが、MISAWAコンテナの隣にいます
早朝函館線下りの札タ発北旭川行き1083レの最後尾に積載されているMISAWAコンテナでしょうか
最後尾
ネココンと、札通が仲良く並んでいました。やはり、夜中の貨物はエグいですね~
そしてこのポイントで最後の撮影は…
モハ785系(NE-501編成)5B 1002M すずらん2号 もう、2編成しか残っていない785系電車です。北海道オリジナルで長く特急電車として活躍して来ましたが、そろそろ終演も見えて来ました。無難な電車の印象があり、速いのですが、ややインパクトには欠けますね。登場時に比べ、着雪防止にスカートに孔が開けられたり、おでこにリーゼントスタイルの風防をつけたりしましたので、印象が大分変わりました
そして場所を移動し、きょうの3084レ機次位で回送されると思われる、昨日苗穂を全検出場したDF2号機を狙います
いつもの沿線(通称hamusutarコーナー)で待ち伏せていたところ、なんと!!!
DF200-3(赤スカサインレスブロックマ)+DF200-2(赤スカサインレスブロックマ) 重単 3084レ 昨日の地震関連で本日の3084レがウヤ(荷なし)になったため、機関車回送のための重単が走りました!
従来石油輸送列車8771レが苗穂入場の指定回送列車だった頃、夏期で荷なしの時に8771レによる重単回送シーンを何度か見ましたが、最近は本当に珍しいです
しかも赤スカ同士の連番です
回送車の確認です
DF200-2(赤スカサインレスブロックマ)[五] さすがに全検出場ですから、ぴっかぴかですね~
バックショット
この画像で気付くのは、先頭の3号機は比較的車体が綺麗なのに、手前の2号機は外板がボコボコだってことです。これは1号機もそうですから、量産の最初の2両だけは、車体製造工程が違うのかも知れません
そしてこれが、ミラクルレアシーンです
そうです。無動力回送の最後尾にクマが来る時は、後部標識のカンテラが引っ掛けられます
クマがこれをやると、ドナドナで泣いているように見えます(笑)
現在でも、札タ⇔苗穂 間の臨試ではクマの重単が見られますが、あの臨試は取り扱いが異なるらしく、後部標識はつかないのです
雪景色を見ながら、五機へ向かって行きます
コキがなかったからこそ実現したこのバックショット、今度見られるのは当分先になるでしょう…
いつもならばこの後臨試のチェックなのですが、本日は職場に地震の影響がなかったか気になりますので、朝練サボって出勤しました
その代わりではないですが、昼練で札タにいきました
撮影時刻は13時半過ぎです。右端に見えるのは、繰上げ時変94レです
作業員さんがカンテラのチェックなどをしていますが、奥の回転二区を、入動HDが手前にコキ編成を牽きだしているのが見えますか?
こんな編成です
HD300-503+コキ コキ編成引き出し 札タ構内回転二区 回転二区は、操1-4番線の第一着発線群と、第二着発線群の間にあり、基本、機回し線みたいな使われ方をします
真横を通過です
HD300-503の色は、登場してから数年過ぎても褪せませんね。最近の治療の改良は目を見張るものがあります
列番わかりませんが、こんなコンテナがありました
それと、こんなのも
最後部(列車としての先頭部)には
無蓋コンテナと、COOL ECOLIGHNER21
列番お判りの方おいででしょうか
そしてこの辺で停車します
その後、第二着発線群へ押し込まれます。抑止で出発時刻がはっきりしていないので、到着貨物の邪魔にならない第二着発線で出発待機でしょうね
そして、3097レの到着時刻になり、そのスジを使った3055レの遅延到着をチェックです
どうしてこの列車を狙ったかと言えば、入場クマがある時、連結されるからです。
さて、きょうは…
DF200-5(赤スカ)+コキ 3055レ(7時間22分遅延) 赤スカでした! 今朝から4両目の赤スカになります。
さすがに回送クマはいませんでした。
減速します。
先頭にヤマト地色塗装のコンテナ、その後ろに札通の長尺コンテナが続きます
停止します。
作業員さんが連結を切ります。運転士さんは、作業員さんの合図を、いまかいまかと待っています
入換信号機が変わりました!
電光表示の入換合図と、入換信号の使い分けが小生にはわかりません
信号機に従って進行するのは、機待線でしょう
赤スカクマが切り離されて行きました
これこそ、クマ八つぁんと組んで無動力回送中、脱線したクマ八つぁんの代わりに突然復活してエンジンに火を入れ、救援機となった勇者です。
地震に伴ってとはいえ、イレギュラーな,ミラクル重単回送を千歳線見られるという、貴重な経験の日でした。
きょうも最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。