皆さまこんにちは。
きょうも晴天で春霞みの札幌です。
今朝の3055レがどうやらイヨマンテらしいとのみたままをキャッチし、ダイヤ改正後の札機返しがどうなっているかを観察に行きました
以前は苗穂入場機がある場合などに、札タ⇔苗穂間に運転される臨試9196レ~9197レの牽引機は早朝本州貨物3087レを牽いて札タに到着したクマが担当していましたが、五機のクマ運用が変わり、函館貨物から本州貨物3055レを牽いて来たクマがそのまま臨試の牽引をするように変わりました。改正前と比べてどこが気になるのかといいますと、五機所属のクマは通常3055レの機次位に無動力で連結され回送されますので、これが臨試に入る場合、クマ同士の連結をいったん切って、回送カマを従来通り着発線群に単独残して、牽引機のみ札機に入るのか、あるいは回送カマごとそのままいったん札機に入るようになったのか、がチェックポイントです
さて、きょうの3055レは1時間35分くらい遅延していましたので(輸送情報サイトでは1時間55分遅延とありましたが、そうでないことはみたままで確認済み)、それに合わせて札タで待ち構えます
札幌貨物ターミナル構内 2017/03/15(以下同じため省略します)
いつもは月寒川ポイントで待ち受けることが多いのですが、きょうは切り離された後のカマの動きが気になるので、F木材ポイントです。レール付近の雪はあらかた消えましたが、まだ線路脇には積雪があります
跨線橋は、JR貨物の研修センターと、札タ構内を結ぶもので、JR貨物職員向けです。この間で操1~4番線の四本の線路を跨ぎます。通常貨物駅の構内にわざわざ職員向けの跨線橋を設けることはないと思われますが、恐らくこれは以前函館上り本線がこの下を通っていた時代があり、その時の名残りではないかと思います
ところで、背後に遠く見えているのが、出発待ちの3084レの最後尾です。注意深い方はここで疑問を持たれると思います。3084レは通常操3番線発なので、最後尾はこのあたりの近くにあるはずです。ところがきょうは大分遠くに見えます。それもそのはず、きょうは第二着発線群である、操5番線からの発車となっています。この件はかなり後で触れます
お、1時間35分遅延の3055レが到着しました。
誘導作業員さんがお出迎えです!
緩いカーブを曲がって来ると…
やはりイヨマンテ(クマ送り)でした!
編成を見てみましょう
DF200-103(ブロックマ)+DF200-59+コキ 3055レ(1時間35分遅延) 札タ操2番線
手前の操1番線に到着するとクマ重の確認がしづらいですし、操3番線または操4番線では、雪の阻まれて下回りが見づらいので、理想的な操2番線に到着です! まさに早起きは三文の得でした
回送クマの観察です
DF200-59[五]
50番台でコマツエンジン搭載のクマです。このカマは特記すべきエピソードはなかったかと思います
連結部を見てみましょう
左: 103号機、 右: 59号機
回送の59号機には区名札が通常通り差さっていますので、これは運用上の都合による回送とわかりますね。有火または無火の場合があり、きょう、このカマが苗穂へ入場することはありません。3055レ到着から、臨試出発までの入場車の動きについては、改めてのリベンジが必要ですね
と、誘導作業員さんの合図によってクマ重がコキから切り離されます
やはり、箱形の機関車は貫禄があっていいですね。
そして、引上げ線へ向かって機関車だけが移動を始めました。先頭のDF200-59父さんのバックショットです
DF200-103(ブロックマ)[五]
過酷な環境で長距離を走っている割には、外見的にも綺麗に整備されています。
後部から
DF200-103+DF200-59
DF59に入換灯が点灯していませんから、今回は無火回送だったようです。
この後クマ重は上り引上線に入り、停止しました。
と、今度は大分前から白石通路線で待機していた入換動車HD300-501が、3055レのコキ編成を押し込みに近づいて来ました。
左奥: DF200-103+59 上り引上線、 右: HD300-501 操2番線
白石通路線を通り抜ける列車は、現在臨試9196レ~9197レの一日最大二回だけなので、普段は引上線同等の使われ方をしています。この線路は外周道路から最も近いので、入換機の観察などにもってこいです
奥に見えるクマ重は上り引上線にいます。向かって左隣にある上り機待線に入らなかった理由は、もしかしたら冬季カマ2両分の除雪がなされていないのかも知れません
そして、HD501号機は、3055レのコキ編成に連結されます。
奥に見えるのは操3番線で先ほどから待機している、別の入換動車HD502号機です。どうしてこれが押し込まないのでしょう?
HD501号機がぐいぐいと、3055レ編成を推進でコンテナホームへ押し込んで行きます
HD300-501+コキ 3055レ編成 操2番線
旧型国電と同じ、吊掛けモーターの唸りが響きますが、さすがハイブリッドと粘着特性、入換動車がDE10時代とは比べものにならないほど驚くほどの加速です
そして、操3番線に残されたHD502号機が、向かって左側へ動き始めます
HD300-502[苗] 操3番線
単機ですと、ほとんど音がしません
向かった先は…
上り引上線で待つ、クマ重です!!
手前側のクマ59が無火なので、札機返しは、HD300が牽引する形になります
わかりました! 先ほどクマ重が機待線に入らなかった理由は、三重連だと機待線の短い有効長からはみ出すからではないでしょうか!?
そして、折り返し札機返しがやって来ました!
HD300-502+DF200-59(無火)+DF200-103
ブロ友hamusutarさまが長年観察を続けていた札機返しですが、小生は本当に久し振りに見ます
昨年イレギュラーで3057レの機次位で函館貨物から札タまでクマが無火回送された時は、特別だったのか、札機返しは牽引クマの推進(従って無火回送のカマが先頭)というのを一度だけ見ましたが、きょうは遅延があったとはいえ、3055レ着時の所定ですね
真横から札機返し編成を
(左から)DF200-103(ブロックマ)+DF200-59(無火)+HD300-502
これ、8771レが凸凸所定牽引だった時代は四重連になっていたのですが、さすがに昨今では望むべくもないですね
バックショット
札機に返る編成を見送ります。考えたら昨年の3057レの時は、HD抜きのクマ推進でこれやったのですからスゴいですね
これで札機返しの見送りは終了しますが、まだ観察しなければならないことがいくつかあります
まずはきょうに限りイレギュラーで操5番線発となっていた3084レがどうなっているのか、自動車板金工場ポイントから観察です
DF200-108(ブロックマ)+コキ 3084レ 札タ操5番線
やはり第二着発線群からの発車です。どうしてかと見ると、回転一区の横辺り(札幌新道の陸橋下)の、操1~4番線と、各通路線・入出区線を結ぶ分岐器のあたりに大量の作業員さんが出て何やら作業をしています。もしかしたらこの関係でそうしたのか、あるいは、何らかの理由できょうの3084レのコキ両数が少なくて、第二着発線出発になったのかの何れかだろうと思います
板金工場ポイントからですと、何番線にいるのかわかりづらいので、札幌新道の歩道に上がって見ました
DF200-108(ブロックマ)+コキ 3084レ 札タ操5番線
クマのいるのが操5番線で、向こう側へ向かって操9番線までが第二着発線群です。
視点を変えてみましょう
一番手前の線路がコンテナ引上線で、その向こう隣が入出区線からの線路、その隣が各通路線からの線路、そして雪原を間挟んで、クマのいる操5番線となります
これが本当に3084レかどうか気になりますので監視します。3084レの所定出発時間に発車して行きましたので間違いないようです
これで朝練は終わりません。臨試があるかどうか、今度は月寒川ポイントに移動して観察です。
いました!
気になるのは、これが所定運用通り、3055レ牽引機のDF父さんかどうかです
DF200-53(ブロックマ)(単行) 臨試9196レ 札タ
あれ~。カマ替えが行われています。このところクマの運用が逼迫していますので、どんどん先出しで運用に投入しているのかも知れません
臨試が単機で動いたということは、電車の引き出しバイトがあるか、出場車があるということです。これは昼も札タのチェックが必須ですね
ということで、昼練にも行って来ました(笑)
・札タ構内回転一区(苗穂出場車置場)はカラでした
以上、きょうの札タ観察でした。
長々と最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。