皆さまこんにちは。
台風10号一過の札幌は前夜に強風が吹きましたが
きょうも札タ観察に行って来ました。輸送情報で本日発の3084レがウヤになっていたので、朝練は省略して、昼練に行って来ました。

札幌貨物ターミナル構内 2016-08-31(以下同じため省略します)
右端に入換動車HD300が指令所前で昼休み中です。
その左手の灰色のリレーボックスのすぐ左手に、黄ホキがシルエットで見えると思います。ここは苗穂出場車が通常置かれる回転一区ですが、本日カラなのが見て取れます
通常ですと仙台行き2050レが一番手前の操1番線で出発待ちのはずなのですが、きょうは台風の影響で室蘭線方面は国縫-中ノ沢間で鉄道配電線が倒木により切断されて信号系統が麻痺するなどで、本州貨物や北斗系列はすべて抑止・運休となっています
第二着発線群を見てみます

いつもなら奥の方に2082レと解体待ちコキ50000くらいしか止まっていないのですが、きょうは抑止の貨物がたくさん留置されています
角度を変えて月寒川方向を見ます

やはり普段この時間に見慣れないコンテナが多いですね。
これも抑止の結果ですが、先週までに台風三連発北海道に上陸したのに加えて、今回の台風10号、道南をかすめたのに、雨雲の範囲が広く、道南から十勝に大きな被害を出しました。
特に根室線は新得駅構内の下新得川橋梁と、新得-十勝清水間の第一佐幌川橋梁が橋脚ごと倒壊し、復旧に長期間が見込まれるそうです。
先の台風で石北線は旧天幕-中越(信)間で路盤流出により長期不通となっており、北見に取り残されたクマが2両、そして釧網線は釧路湿原区間などで線路冠水のためいまだに不通です。更に今回新得付近の2箇所で壊滅的被害を受け、帯広貨物と新富士に取り残されたクマともども、陸送以外の救出は当面困難と思われます。
秋の収穫期を迎え、農産物輸送は本番だというのに、クマが5両程度は使用不能だと思われます。ここはジュゴンこと901号機にも早期の全力投入が期待されます
ところで今回の被害で、昨年から運休区間の日高線でも清畠-豊郷の慶能舞(けのまい)川橋梁も橋桁が流出したとのことで、トドメを刺されたような気がします。根室線も大きな被害を受けたとのことで、これらの台風は「JR北海道よ、札幌基点に旭川方面と函館方面だけに集中しなさい」、というJR東日本の希望を代弁しているような気がしてなりません。
禍転じて福となす、という言葉がありますが、これをチャンスに根室線の橋梁は仮復旧で済ませ、広内信号場から東清水付近まで新線を引き、札幌-帯広・釧路の時間を短縮することも検討しては如何かと思います。何せ高速バスも競合する中で、車両サイドでのスピードアップはなかなか望めないご時勢ですので…
きょうも最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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- 2016/08/31(水) 17:09:31|
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皆さまこんにちは。
いつもご覧いただいていらっしゃる関係者さまもご苦労さまです。
それではきょうの札タ朝練の一部始終をば、お目に掛けます。
きょうは猛烈な台風10号が東北・北海道に接近すると予報が出ていますが、朝の時点では快晴。そして台風が来ることと関係あるのかどうか、北海道の今頃の季節として珍しく朝からぐんぐん気温が上がり、午前7時台で既に札幌で27度と本州並みです
昨日札タ夜練でチェックしまして、回転一区(苗穂出場車置場)にクマがいないことを確認しておりますが、最近入出場前にいったんクマを札機に隠すような陰謀?(笑)が発生しており、今後は可能な範囲で3084レのカマ連結現場を直接観察することにしました。そういう訳で今朝も札タに行ってのですが…

札タ構内 2016-08-30(以下同じため省略します)
3084レ編成がない!!
通常であれば7時台に手前の線路から4本目の操3番線に3084レのコキ編成が引き出され、7時半前後にカマが連結されることが多いのですが、本日は編成そのものがいません(呆然)
で、いつもはこの時刻カラなはずの奥の第二着発線群に謎のコキ編成があります。

写真には写っていませんが、カンテラが白石方についていますので、出発待ちであることは間違いありません。ゴトコンが目立つので、石北臨貨の編成でしょうか?(石北線自体は水害で長期不通になっていますが、北旭川までの臨貨8081レと8087レは走っており、以後北見まではトラック代行です)、それとも水害不通から開通したばかりの石勝・根室線の列車でしょうか
結局3084レの発車時刻になってもコキ編成に動きはなく、小生が3084レの観察を始めたタイミングでウヤもしくは時刻変更が行われたと思われます。多分偶然でしょうね…笑
ところで先ほどのコキ編成を眺めていて、小生の目は誤魔化されませんでした(笑)
読者の皆さま方、わかりますか…?

コキの背後に、車両限界一杯のボディを隠し切れず、何やら頭が見えていませんか(笑)
と、左手の白石方からクマがやって来ました

DF200-61
この時間単機で白石から来るはずはないですから、札機から出て、白石通路線か引上げ線のどちらからで折り返して来たものでしょう
そしてその行方は…

コキ編成の影で、先ほどの“隠匿クマ”に接近します
そして次の瞬間…

連結されました…。
これは隠匿度高いですね! なかなかあの組織もやりますな
今回たまたま臨試の牽引車連結現場に居合わせたのでわかりましたが、そうでなければなかなかわかりにくいでしょう
また、連結時刻も普段なら日によって多少の誤差はありますが、概ね08:25頃が多いのですが、きょうはなんと08:00くらいと、フェイント外しには念が入っていますよ。
そして不動木材ポイントから確認します

左端に臨試クマの姿が見え、その向かって右方に、いつもならここはカラのはずの第二着発線群なのですが、コキ編成が2本います。両方ともカンテラがこちら向きに点灯していますので、出発待ちですね
こんな遠景から牽引カマだけ見て満足できるはずありません!
現場百回のミスター54の名誉にかけても、とことん追求します
朝の渋滞で混雑する陸橋を渡り、さきほどとは反対の線路の北側から臨試を見ます

おっと、カマはしっかり確認出来ました。牽引機が61号機、回送車が103号機です。
しかしなんということでしょう、手前に解体待ちと思われるコキ50000を配置して、クマの足回りを隠しているではないですか!
こんな画像で満足しろとでも?
もちろん追求する小生は、更に場所を移動し、札幌新道の高架橋へ登る歩道橋へ向かいます

写真は視界が開けて来た、途中からの写真です。シメシメ…
そして頂上からはここまで確認することが出来ました。ます最初に臨試牽引機

DF200-61〔五〕
これといったエピソードはないカマですが、50番台のラストに近いカマですね。
そして今回苗穂へ入場する回送車です

DF200-103(ブロックマ)
回送票の白票が入っています。しかしこのクマは既にブロックマになっており、今回全検でないのは間違いありません。交検かそれとも臨時入場か…
臨試の全体像です。

DF200-61+DF200-103(ブロックマ) 臨試9196レ
右側が進行方向で、先頭がクマ61ということになります。
ここまで写せたのですが、手前に別のコキ50000+コキ100系の邪魔な編成がいます。
先週くらいから中途半端な場所に留置されている、謎の編成です。まだいます。
クマの下回りは大分見えますが、完全に見えるとは言えません。ここまで妨害を徹底するなら隠れることの出来ないところで待ち受けてやろうではないか、ということでしつこく白石通路線へ先回り(笑)

DF200-61+DF200-103(ブロックマ) 臨試9196レ 白石通路線
どうです、隠れることは出来ませんね。ウテシさんガン見しているように見えるのは気のせいでしょうか…笑
バックショット

入場するDF父さんです。
きょうは鬼ごっこを随分と楽しませてもらいました。ありがとうございました。
※なお、文中の「陰謀」「隠匿」などの用語はフィクションです
きょうも最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
- 2016/08/30(火) 15:39:53|
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皆さまこんにちは。
鷲別区から五稜郭区に転属してから初めて本線に出て苗穂に入場していたジュゴンことDF200-901、早々と金曜日に出場して来たものの、札タ構内の回転一区に留置されました。
白票から、行先が五機であることはわかっていますが、いつ回送されるのか謎でした。その顛末をレポートしたいと思います
まず、クマ901が臨試9197レで苗穂から8月26日(金)に札タへ回送されて来たのは、前回の日記で示した通りです
その翌日、8月27日(土)も札タ朝練に行きました。
・早朝2080レでの回送はなかったらしく、7時頃でもまだジュゴンは回転一区に鎮座したままです

DF200-901〔五〕 札タ 回転一区
2016-08-27撮影留置位置も前日と変わりません。
・3084レのコキ編成が操3番線に引き出されましたが、なぜか発車時刻になってもカマがつきません。また、ジュゴンにも動きなしです
・仕方ないのでこのまま出勤しましたが、後に3084レは24時間手配となって運休になったことが判ります(トホホ)
この日は室蘭の輪西派出で公開イベントが行われており、万が一昼過ぎの2082レで東室蘭操へ回送されるかも、と考え、札タ昼練も決行します!
しかし2082レの時刻になっても札タに動きはなく、ウヤでした。
月寒川ポイントで待つと、1時間近くの遅延で、いまや珍しくなったコキ50000の3097レ(旧3091レ)が到着しました

DF200-53(ブロックマ)+コキ50000 3097レ 札タ操3番線
2016-08-27撮影札タに出入りする、最後の一往復のコキ50000による本州貨物です。上記写真は、コキ50000を強調するためにバックショットです。
珍しい光景が撮れました。この写真に注目下さい

手前が到着進入中の3091レコキ50778、すぐ奥が1週間前から留置中のコキ50000×2両+コキ100系数両の謎編成で、コキ52546gs見えています。そして最奥が解体待ちと思われるコキ50000の長目の編成で、コキ50835が読み取れます
いまやコキ50000が激減した札タでコキが3本も眺められるとは…
最後尾のコキ50000がフルコンでちょうどおあつらえ向きの記録カットで

コキ51403 3097レ編成
そして入換動車が連結され、プッシュバック(コンテナホームへの押し込み)が始まります。
そんな中、今度は空車のコキ50000も。

コキ51226
こんな写真、いつまで撮れるかわかりませんねえ。
最後尾

HD300-503+コキ50000 3091レ編成 札タ操3番線
2016-08-27撮影プッシャーは503号機でした。
3097レを牽いて来て、札機返しのクマのバックショット

DF200-53(ブロックマ) 札タ構内
2016-08-27撮影このクマの奥に見えるコキ50000編成は、「謎の編成」や「解体待ちの編成」とは別です。
この日は2082レがウヤのようでしたので、疎開留置でしょうか?
ということで、その後も粘りましたが、結局この日ジュゴンに動きはありませんでした…
明けて8月28日(日)
通常なら回送などの業務は休みのはずの日曜ですが、先週から陰謀が発生傾向なことで疑心暗鬼になっている小生は、きょうも札タでの3084レ仕立を早朝監視に行きました。
・ジュゴンは一昨日からずっと回転一区にいて、そのままです。
3084レの編成が据付られています

コキ 札タ構内操3番線 2016-08-28
福山通運コンテナが先頭に固まって積載されていて、昨日見た編成とほぼそっくりです。
昨日は引き出されてから24時間手配が決まり、いったん戻されてしまいましたが、きょうは走ってもらいたいものです
と、そこへ赤スカクマが札機からやって来て、回転一区のジュゴンことDF200-901を引き出すではないですか!!
一旦コンテナホ-ム方へ引き出し、そして掛員の誘導による推進で3084レ編成の方へやって来ます

DF200-901+DF200-5 札タ構内操3番線 2016-08-28
え?きょうは日曜日ですよ!? 業務回送でこんなの見た記憶がありません。
これは究極のフェイント(陰謀ともいう)なのか…?
目の前を通過します

掛員さんが周囲に危険な撮り鉄がいないか目を光らせます(笑)が、この時同業者は小生だけでした
連結する瞬間を2枚続けてどうぞ


連結されました!
仕立てられた3084レです

DF200-5(赤スカ)+DF200-901+コキ 3084レ 札タ操3番線 2016-08-28
見事な赤スカ同士のイヨマンテ(クマ送り)の編成ですね。
それにしても今回のジュゴン苗穂入場劇は、すべて赤スカイヨマンテでしたよ。以下に書き出してみます
・8月20日 3055レ DF200-4(赤スカ)+DF200-901 函館貨物→札タ
・8月22日 9196レ DF200-9(赤スカ)+DF200-901 札タ→苗穂
・8月26日 9196レ DF200-5(赤スカ)+DF200-901 苗穂→札タ
・8月28日 9197レ DF200-5(赤スカ)+DF200-901 札タ→函館貨物
最後の2本は同じ5号機の牽引ですが、中一日あり、途中で別の運用に就いているはずです。
これがたまたま偶然なのか気になるところですが、石北線・釧網線・石勝線の障害でカマ回しに余裕は無いと思われ、敢えて設定したとは考えにくいです
ここで本日のカマを確認しましたので、沿線に先回りです。
きょうは日曜日なので学生の少ない上野幌も考えましたが、天気がいいのでモロ逆光になるのと、万が一被るとまずいのでバクチ踏切は避け、順光でサイドビューを狙える輪厚川にしました。仕事日でなかったので3084レの撮影にここまで来れました
きょうはまだ石勝線のホロカ信号場が機能不全のままであり、前走の31D(SPとかち)がウヤで、いきなりこいつがやって来ました

DF200-5(赤スカ)+DF200-901+コキ 3084レ 2016-08-28
陽光の中を下り勾配でもあり、軽快に走ります。これは間違いなく、本線復帰でしょうね!
きょうも最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
- 2016/08/28(日) 13:42:00|
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皆さまこんにちは。
台風一過で好天が続いていましたが、週末にかけて悪天候の予報の札幌です。
昨年初の赤スカブロックマ10号機が出場した時、一旦札機に隠すという陰謀が発生しました。最近は先だっての土曜日にジュゴンことDF200-901が3055レの機次位で五機→札タまでムド回送され、そのまま苗穂に回送されるかと思いきや、いったん札機に取り込まれてしまい、改めて翌週の月曜日に臨試で苗穂に回送されるという事件がありました。単に苗穂が休業日だっただけのようですが、油断も隙もありません(笑)
その後もクマの札機隠しが発生した疑いもあり、今朝は陰謀外しに直接3084レを確認する手段に打って出ました。
まずは石北線が先日の台風による被災で長期不通になっていますので、ウヤになっているオホーツクのスジで札旭間に運転されている臨時特急

183系4B(貫通-スラント) 71Dスジ 2016-08-26(以下同じため省略します)
通常のオホーツク編成ですね。ただし臨時幕です。こんな時、函館から持って来て遊んでいる旧SP白鳥用789系基本番台を代走に出したらエネルギー効率もいいのに、なんて思いますが難しいのでしょうね
そして札タに移動し、3084レの観察です

DF200-111+コキ 3084レ 札タ操3番線
よしよし、バーコードクマが一両で牽いています。沿線に先回りして撮影する必要はありません
3084レ編成の中に…

こんな番号の貨車がいました
全体像です

コキ104-1
ナンバーマニアではありませんが、ちょっと嬉しかったです。
朝練はこれで引き上げました。
先日の札機引き上げカマ隠し陰謀もあり、きょうの苗穂→札タ臨試は直接確認することにしました。
やって来ました! なんと赤スカイヨマンテです

DF200-5(赤スカ)+DF200-901 臨試9197レ 札タ白石通路線
赤スカ5号機が先頭で小雨の中をやって来ました。
次位機は…

DF200-901〔五〕
なんと月曜日に入場したジュゴンこと901号機ではないですか!!
バックショットで確認です

間違いありません!
全体像です

月曜日の入場時はこちらのエンドの確認はできませんでしたが、きょうはバッチリです。
この後陰謀で札機に入るのか、あるいは通常通り回転一区留置になるのかわかりませんので、取り敢えず駐輪場ポイントに先回り急行して確認します

DF200-5+DF200-901
駐輪場で待っているとやって来ました!
そして人道橋を過ぎて、、

停止しました!
しかも中間の連結部に誘導作業員さんが乗っています。
これは、回転一区へ折り返して、切り放し留置でしょう!
すかさずジュゴンのアップです

サイドに赤いメモリアルプレートがついているのは、901号機と1号機だけです
陸橋ポイントに先回りして迎え撃ちます

DF200-901+DF200-5
今度はジュゴンを先頭に5号機の推進運転でそろりそろりやって来ます。背景の人道橋にブロ友hamusutarさまがいらっしゃらないのが確認できます(笑) こういうこともあるのですね
昼休み中のHD300の横を、通り過ぎます

HD300との組み合わせは新鮮です
ジュゴンの俯瞰アップ

鷲機→五機と、長期入場整備していましたので、屋上は綺麗です
サイド俯瞰

模型製作のご参考にどうぞ
陸橋下に押し込まれて行きます

陸橋下の回転一区が留置定位置なのは、冬季に降雪があっても降り積もることがないからだと思われます
いつもの陸橋下ポイントに移動して観察です

左の黄ホキがアンカーです。白票は原版を拡大して見ると、「五稜郭機関区」行きでした
ボディ部分です

側面番号下の車体ペイントの乱れは、入場時そのままのようです。
全体像

DF200-901〔五〕
ここにジュゴンが入るのは今回が最後の可能性もありますね。
通常なら明日の308●レの機次位で回送のはずですが、明日は輪西派出でJR貨物の公開イベントがあります。それを勘案すると、●080レも大穴ですね。どちらになるのか…それは見た者勝ちですね…これこそ大バクチでしょう!
きょうも最後までご覧いただき、ありがとうございました。
- 2016/08/26(金) 15:31:47|
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皆さまこんばんは。
こんな時間の更新です。
これには相当の理由があります。
ニュース記事によれば、8月23日15時40分頃、折から台風に伴う降雨で不通となっていた石北線の上川町内で線路点検用の作業車が脱線し、横転、乗車していた作業員のうち、60代の方が車体に体を挟まれ複雑骨折の重傷、20代の作業員二人が軽傷とのことです。
小生が自力調査をしたところ、新旭川起点53k付近、旧天幕駅・旧中越駅(現在信号場)間の上川町内、滝口沢が石狩川に合流する付近の石北線上で事故発生。
状況は石狩川の攻撃斜面が石北線の路盤に当たる地点で、現場の石北線のスノーセット内部の路盤が石狩川の濁流で洗屈され、ある程度の距離に渡って線路が宙吊りになり、レールが川側が低くなるように傾いたところに、カーブで見通しの悪かった作業車が突っ込んだ模様。
復旧には管理者の異なる河川も絡む事と、直接現場に乗り入れる道路もないことから、相当の日数を要すると考えられます。また、先週土曜日の20日の石北臨貨時変8071レが北見に到着後返しの8074レがウヤとなり、牽引機のDF200-59とDF200-63がいまでも閉じ込められているはずです。小生クマの検査周期は把握していませんが、北見留置中に万一交検切れにでもなった場合は自力走行で帰区することはできないのでは。かといって、C58の走っていた釧網線はDF200は通過できないと推定され、どうするのだろうか、気になるところです。
また、今回の台風はいずれも襟裳岬付近を通過したため、災害運休中の日高線に更に被害が出ていないか気になります
一日も早い復旧と、クマの救出を願っています。
. * * *
※以下昼に追加しました台風一過なので札タ朝練に行きました。

おや、青空のもと、クマがいます!
臨試9196レのカマです。いつもですと、右側の架線柱に、進行方向(左手)の運転席がかかるかどうかという位置で待機なのですが、きょうはほぼ月寒川橋梁に乗っています。出発信号機より手前なので、どちらでもいいのだと思いますが、運転士さんの気まぐれか、それとも写真に写るのを嫌ってなのか、わかりません。いずれにせよ嫌がられている場合掲載を省略したり、マスキングすることは小生でも稀にあります
アップです

DF200-121〔五〕 札タ構内 2016-08-23(以下同じため省略します)
123号機が稲沢へ転属して223号機に改番になり、122号機は恐らく本州転属待ちで運用離脱していますので、この121号機が現役のラストナンバーです。車体も大分汚れが出ていますが、これは臨試の牽引機なので苗穂に入場する訳ではありません
キャブのアップです

まだ全検を迎えていませんので、ブロックナンバーではありません。また、車体が汚れてこそいますが、錆や外板の歪みなどの劣化も見当たりません。さすが比較的新しいクマですね
ところでこのクマの右奥に何か見えませんか?
これです

コキ53240
クマのすぐ右に見えていたのがコキ52546、その右隣がこのコキ53240です
そしてその右側には

コキ104-1485
など、コキ100系が連結されています。2082レで輪西に持って行くのかとも思いましたが、二日前の月曜日にもこの位置にコキ52546が留置されているのを確認しています(他のコキは列車の陰で番号が読み取れませんでした)ので、何の目的で留置されているのか謎です
朝練はこれで終わりますが、昼練にも行きました。
到着すると、コンテナを満載したコキ50000が!

コキ50000 札タ操3番線 3097レ編成
朝見かけたコキ50000かと思ったら、そうではなく、本州から到着した希少価値のコキ50000編成3097レ(改正前の3091レ)です。ブロ友azusa64189の大好物ですね
月寒川ポイントに最後尾が来ています。編成が短めですね

でもよーく見ると…
接近して見ると…

コキ50000の向こうにコキ50000が(笑)
手前が3097レで到着した編成、向こうが少なくとも火曜日から留置されているコキ50000+コキ100系の編成ですね
いずれにしても、コキ50000が2編成揃うことは今後滅多にないと思われ、ちょっと珍しいカットでした
と、いきなり1085レ編成をHD300が操2番線に引き出して来ました

HD300-503+コキ 1085レ編成 操2番線
入換動車がDEの頃や、DD51が代走していた頃は結構見たものですが、まっとうに引き出し入線をここで見るのは久し振りな気がします
目の前で停止し、カマだけ切り離して白石方へ抜けて行きます

鮮やかなHDは、1年経っても色褪せないですね
単機で白石通路線方向に逃げます

その後降り返して先ほど到着している3097レのコキ50000編成をコンテナホームに向けて押し込みに行くはずです
入換動車のHDが置いて行った1085レ編成です。

カンテラは、HDが離れた時点で既に装着していました。恐らくコンテナホームで取り付けていたのかと思います。
それにしても編成が短いですね。月寒川橋梁にさっぱりかかっていません。台風3連発上陸があって、農産物の収穫も遅れて、返しの積荷が少ないためでしょうか…
きょうも最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
石北線をはじめ道内の各路線が早く平常運転になることを願っています。
また、農家その他大雨の被害に遭われた皆さまの一日も早い回復を祈っています。
- 2016/08/24(水) 00:49:46|
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皆さまこんにちは。
一昨日の土曜日、3055レの機次位に連結されて、鷲別区から五稜郭区へ転属後、本線へ出ることのなかったジュゴンことDF200-901が、五稜郭から札タに到着しました。牽引機が赤スカ4号機だったので、赤スカのイヨマンテ(クマ送り)でした
土曜日はそのまま臨試で苗穂入場かと思いきや、なぜか札機に取り込まれてしまいました。
ですが、ブロ友のtakekyuさまが激写したジュゴンの回送票には、「五稜郭機関区→苗穂車両所」と行き先がしっかりと書かれており、いずれ苗穂まで臨試で回送されるのは間違いないと思われます。
よって今朝から臨試の監視を強化しました。
朝札タの月寒川ポイントへ行くと…

DF200-9(赤スカ)+DF200-901 臨試9196レ 札タ構内 2016-08-22
あれま! きょうも赤スカイヨマンテです!! そして回送されるのはもちろんジュゴンでありませんか
まずは牽引機のアップです

DF200-9(赤スカ)〔五〕
先月苗穂に短期入場して、あまり姿を変えずに出場したカマです。
そして赤スカ同士の連結部

DF200-9+DF200-901
同じ赤スカでも、量産機の9号機と、試作機の901号機では車体デザインがかなり異なることがお判りかと思います。小生がジュゴンと呼んでいる901号機、福井県のブロ友、松本ナンバーさまが五稜郭の有川埠頭専用線で踏切待ちしていたところ、地元の小学生(女子)が「ブサイク」と呼んでいたそうです。DF200の試作機と量産機の見分けが付く小学生もすごいですが、「ブサイク」はないでしょう…笑
今度は場所を移動して、ブサイク、もとへ、ジュゴンの良く見える場所に移動しますが、ここで読者さまのひげリーダーさまが到着しました。せっかくジュゴンが出て来たというのに、誰もいないのでもったいないと思っていましたので、少しでも人目に触れて良かったです

DF200-9(赤スカ)+DF200-901 臨試9196レ
こちらからだと、901号機のお顔が良く見えますね。小生は昨日到着して切り離し直後の901の顔を見ることはできなかったので、ここでしっかりと見せてもらいました
そして901号機のアップです

DF200-901〔五〕
ジュゴンの顔が良く見えますね。晴れていると下回りが黒くつぶれてしまいますが、いまにも降り出しそうな曇りですと、一番観察しやすくていいですね。電機ですと、パン上げかどうか、更にSLですと、有火かどうか、また主連棒(メインロッド)が下に来ているかどうかなど気にする要素はたくさんあるのですが、DLは一番楽です。また、札タ苗穂間の臨試回送に際しては、無火の場合でも常にカンテラや後部標識円板は取り付けられないので、スタイルが崩れずこれもナイス! です
こちらからみた連結部

DF200-9+DF200-901
量産車のお顔が見えているので、先ほど見た角度よりも、違和感は少ないですね。
それよりも、今回のジュゴン回送の目的が廃車解体なのか本線復帰なのかですが、運転席窓下を拡大して見てみますと…

ATS-DF!!
まさか本線走行しないカマにわざわざDFを取り付けるはずありませんね。
牽引機です

DF200-9
いつもなら有難がる赤スカですが、きょうは大物を従えているので、霞んで見えます…と思ったら、単に小雨がパラついて来たのでした(微笑)
ラストにジュゴンのサイドビューです

DF200-901〔五〕
この姿でカモレの先頭を切っての本線走行、ぜひとも見たいものです
最後に考察をひとつ。土曜日に五機から札タに3055レの機次位で回送されて来たこいつが、どうしてそのまま臨試で苗穂入りせず、いったん札機に取り込まれたのか…? 大勢の同業者さまに姿を撮影させることなく、ミスター54その他少數の者だけに臨試シーンを撮影させるためのあの組織の陰謀??
いえいえ、違います。この答えは拙ブログの読者である、ひげリーダーさまのブログにありました。先週の土曜日の時点で苗穂工場は休業日で、入口の黄色いゲートは閉ざされておりました。苗穂工場・車両所は、土曜日でもオープンの時と、休業の日があります。今回は休業日だったので、臨試を動かしても工場に入れなかったという訳です、チャンチャン。
きょうも最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
- 2016/08/22(月) 16:48:03|
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皆さまこんにちは。
台風の合間でじめっとした日が続いている札幌です。
しかしきょうもめげずに朝練に行きます
まだ日の出が4時45分くらいですが、天気が悪いので撮影条件も良くありません
2078レレと2080レは行ってしまった時刻ですがその直後にやって来た列車

DF200-121+コキ 列番不明 2016-08-20(以下同じため省略します)
3月の改正後本州貨物は新幹線共用になってからの時刻変更もあり、列番がわかりにくくなっています
現着時、下り線の信号は停止でしたので、恐らく定時で行った2078レかと
編成の中間にこんなコンテナがありました

クロネコンテナ、そしてその前に東札幌日通の大型保冷コンテナ。
どうみても本州貨物ですから、2078レ以前の列車の遅延または時刻変更でしょうね。
そして次にやって来た貨物

DF200-51+コキ 3091レ(秋田貨物で24時間手配)
ブロックマ51号機の牽引です。台風に伴う大雨の影響で、一日遅れです。
この列車は編成中間にタンクコンテナが3個搭載されているのが特徴です
さて、編成を見てみましょう

あれれー、コキ2車分、6連のタンクコンテナ満載です!
これは恐らくウヤになった列車の分まで積載した結果ではないでしょうか?
今度は臨時の列番を持ちながら、毎日運転の貨物です

DF200-1+コキ 8050レ
トップナンバーが牽いて来ました!
これが僅かな遅延だったのと、恐らく83レが時刻変更なのか遅延なのか不明ですが10分近く下げてやって来たので、83レと思われる下り列車は撮影できませんでしたが、カマ番58号機は確認しました
その後場所を移動します。すると突然、カマ直後にタンクコンテナを1個積載した列車が、3055レのスジでやって来ましたが撮影間に合いません。これはカマ番もわかりませんでした。3055レかとも思いましたが、あのタンクコンテナは3087レに間違いありません。
そして20分遅延でやって来た3055レ。五機から札タへの回送スジで、何かついています

赤スカ先頭ですのクマダブルですね!
これだけでもウレシイですが、次のカットで…

DF200-4(赤スカ)+DF200-901+コキ 3055レ(20分遅延)
な、な、なんと、次位機はただの赤スカではありません。ジュゴン(DF200-901)ではないですか!
長らく鷲別機関区修理中で、修理が完了しないまま、そのまま鷲機にうち捨てられるのかと思ったら、ちゃっかり新しい配属区の五稜郭機関区まで他の機関車とともに回送されました
アップはバックショットで

DF200-901〔五〕
五機に転属後も修理が続いていたみたいで、しばらく動きがありませんでしたが、その後五稜郭構内入換、特に有川埠頭専用線(五稜郭構内入換扱い)の運用にしばらく就き、ここで目撃された同業者さまも多かったかと存じます
それが何の因果か、きょう3055レの次位について回送されて来ました!
もう一枚

DF200-4(赤スカ)+DF200-901+コキ 3055レ
901号機は番号の通り試作機で、外見が他のカマと大分違っています。外見よりも中身はもっと違っているため、エンジン音も他の赤スカ機よりも野太く、MTUの魅力を存分に伝えてくれます
気になるのは、これが廃車回送なのか、それとも復活への烽火(のろし)なのかですので、追いかけて見ます
札タに着きました。見ると、不動木材前に、良く顔を見知ったブロ友さまが集結しています
お訊ねすると、なんと到着した3055レから切り離されたジュゴンは、臨試で苗穂に向かうことなく、札機へ入るそうです!
さてさて、札機返しがやって来ましたよ!

少々架線柱が邪魔ですね。
近づくまで待って、広角で撮影します

HD500-501+DF200-901(ジュゴン)+DF200-4(赤スカ) 札タ構内
これはなかなか贅沢な編成ですね!
この場に集結していたのは、順不動で押忍番長さま、takekyuさま、とん鉄さま、クマったのうさま、たまちゃん。さま、赤スカ13号機さま、イワナさまなど多数でした。現場の作業員さんからこれを聞き出していただいた現地の皆さま、ありがとうございました!
バックショット

バックショットですが、発車待機中の1083レのコキが掛かって、下回りが見えません
ダメ元で速攻追いかけます。捕獲した場所は駐輪場ポイントです

間に合いました!
ここでも同業者さまが何名かおいでです。後で知ったのですが、十勝に赴任中のはずのhamusutarさまも人道橋にお出でだったとのこと。さすが札タ並びに人道橋マイスターですね!
ジュゴンのアップ気味に…

この姿を札幌で見るのは何年振りでしょう。少なくとも、所属が五機に変わってからは初めてに違いありません
良く見ると、左端の4号機の前灯が点灯していますね。尾灯が入換表示なのかどうかはちょっと確認できませんでした
では、この札機返し編成を一両ずつ見てみましょう
まずは牽引機

HD300-501〔苗〕
言わずと知れた札タの入換動車です。DE10を置き換えてから、すっかり板についています。
所属標記の〔苗〕は、以前例外的に白地に黒の文字でしたが、現在は他のカマと同じく、黒地に白の文字のものに変わっています
そして今回の目玉ジュゴンです

DF200-901〔五〕
廃車なら直接苗穂送りになりそうな気もしますので、札機送りで一安心かな、とも思いますが、DD511150みたいに長らく札機に置かれたまま、苗穂に送られて除籍されたものもいますので、予断を許しません
そして3055レの牽引機で、今回はぶら下がって札機に回送される4号機

DF200-4(赤スカ)〔五〕
今年ちょい苗穂に入りましたが、大した補修もなく、スカートの汚れもまだまだ残っています。
まだ赤スカで1桁のもので、ブロックマになっているカマはありません。
札機返しを見送り、ブロ友さま方と鉄談議をしていると、別のHDが入換編成を引いて来ました

HD300-503+コキ 札タ構内(入換中)
コンテナホームから出て来ました。
上のカットだとどの編成かわかりませんが…

なんとあのタンクコンテナ6連です!
そう、3091レで本州から札タに到着し、折り返し昼前に札タを出る2075レに継走されて、石勝・根室線へ向かうタンクコンテナを含む編成でした!
ここでブロ友さま方にご挨拶して、仕事のために撤収しました。
きょう、臨試に入るとばかり思って待ち構えていたら、危うく札機送りを見逃すところでした。本当にブロ友さまとの連携は欠かせないですね!皆さまありがとうございました。
きょうの観察はこれで終わりです。最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
- 2016/08/20(土) 15:17:07|
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皆さまこんばんは。
とりあえず現在発表されているラストのカシクマが終了したところですが、本日の北海道は先ほど襟裳岬に台風が上陸したところで、札幌も激しい雨風が断続的に降っています。JRも石北線4658Dのキハ40(単行)が屋根から室内への雨漏りで、北見駅で車両交換を行ったため、37分遅延で発車したことや、各線で運休が相次いでおります
さて、きょう、雨の中札タ昼練に行きました。
到着して見回すと、2050レが出発待ちですが…ちょっとした異変が!

DF200-121+コキ 2050レ 札タ操1番線 2016-08-17(以下同じため省略します)
現在道内稼働中で一番新しいクマ牽引ですが、前から5両目のコキに、背の低い輪軸コンテナが積載されています。
ターミナルすぐ横の月寒川ポイントに上がり、接近して見ます

間違いなく輪軸コンテナです。
札タに発着する列車でこのZM18Aの輪軸コンテナが積載される列車といえば、早朝の2080レ(旧1250レ)で東室蘭操へ行き、夕方の2081レで札タへ戻る一往復が代表です。しかし2050レに搭載されているのを見たのは初めてです
最近では、稲沢にDF200の整備施設が出来たこともあって、エンジン輸送用コンテナや輪軸コンテナが名古屋発着の貨物列車に搭載されることはありますが、何せこれは仙台行きです。この列車は東室蘭操でも荷役がありますので、取卸するのでしょうか?
少しアップにします

積載位置は、5両目コキの5個積みのセンターです。重量バランスの関係でしょうか。
更にコンテナをアップにして見ます

ZM18A-18
茶色く錆びた輪軸が搭載されているのが見えますね!
側面のステッカーには、「2段積禁止(輪軸積載時)」のほか、ご丁寧にも「2段積禁止(空コン回送)」というのもあります。要するに“常に重ねて積むな!”という意味でしょうね。でも、イジワルな小生はこれ見たら、なら3段積みはいいのか?(笑)っと、小学生みたいなツッコミしたくなります
続く後尾を見ます

以前この2050レには、水曜日に青い事業用「郡山コンテナ」が積載されることが多かったのですが、本日はありません。
もしかしたら“郡山コンテナ”が廃コンになって、この輪軸コンテナが取って代わったのでしょうかね?仙台や郡山付近で見かけた読者さまがお出でだったら、行方が掴めるのですが…
もう一つ、見どころをチェックしました
・札タ構内苗穂出場者置場(回転一区)はカラです
きょうも最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
- 2016/08/17(水) 20:20:32|
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皆さまこんばんは。
北海道新幹線の開通とともにDD51重連の寝台特急が廃止されたのがこの3月。6月以降でカシオペアのみDF200牽引で暫定復活しておりましたが、これから秋の収穫期を控え、ただでさえ本州転属機を抱え余裕のないDF200が手一杯になり、本日札幌着/発を最後に道内への運転予定の発表はありません。年末年始の運転の可能性はありますが、最後の運転になるかも知れないカシクマの撮影にきょうも行って来ました。
いつもとは違う場所で狙って見ました

DF200-112+E26系 8009レ(カシオペア紀行) 登別-虎杖浜 2016-08-16(以下同じため省略します)
なんと7月末に苗穂を全検ではないものの出場し、車体が小綺麗になった112号機の牽引です!
背景に人家がなく、15年位前に凸青A更新機の牽く下りタキレを撮影して以来の場所での撮影でした
バックショット

うーむ。箱型機関車の牽く客レはやはりイイですねえ。
雁行して来る、増結183系北斗

キハ183系8B 3D(北斗3号)
きょうはお盆輸送の繁忙期で、8連に増結されています。函館所属車による運転です
バックショット

キハ80系、キハ183系
、281系の後から北斗の戦列に加わったキハ283系は既に定期列車から引退していますが、いまだに定期列車4往復を受け持っているキハ183系。いつまでその雄姿を見られるのでしょうか
夕方になり、3月改正で登場した261系北斗も撮影します

キハ261系8B 20D(SP北斗20号)
最大10連に増結される261系ですが、きょうは上の写真の183系と同じ8連でした。場所はいつものところです。
そして現在発表されている最後のカシクマです

DF200-112+E26系 8010レ(カシオペア紀行)
北海道もお盆が過ぎ、もうススキの穂が大分伸びて来ました。もしかしたら最後になるかも知れないカシクマを、通い慣れた場所で撮影でき、幸せでした
きょうも最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
- 2016/08/16(火) 20:52:44|
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皆さんこんばんは。
日高線の現状(その1)からの続きです
新ひだか町静内に別れを告げ、日高線沿いに移動します。

節婦-新冠 新冠川橋梁
SL時代から有名な判官館トンネルと手前の新冠川橋梁です。
ここのトンネルの上もアイヌのチャシ(砦)です。小公園になっていますが、ほとんど人はいません
そして更に移動します
海のすぐ前、大狩部駅です

大狩部駅
波除けの板がありますが、これでは災害常襲路線というのもわかりますね。
大狩部駅の上り方を見ます

大狩部駅
これでは自然の地形に僅かな手を加えて線路を敷いたのが良く分かります。羽幌線もこういう区間が多かったですね
日高線の前身は苫小牧-富川(旧佐瑠太)間が苫小牧軽便鉄道、富川-静内が日高拓殖鉄道という、ナローゲージの鉄道でした。国に買収されて昭和初期に改軌されたのですが、まだ物資の不足する戦争に突入する前だったのにも関わらず、大規模な路線変更は鵡川駅付近と富川駅付近だけで、比較的大きな川を渡る前後で若干の路線変更をした他は、基本そのまま改軌したようです。沿線に産炭地もない路線に費用はかけられないということでしょうか
終戦直後の空中写真で見ても、まだまだ海岸線は沖合いにあり、砂浜が続いていたようです。建設時や改軌時には海まで余裕があったのが、その後の海岸線の後退で危険に曝される結果にかったものと思われます
更に移動します
厚別川橋梁にやって来ました

厚賀-大狩部 厚別川橋梁
数年前に氾濫して大きな被害を起こした厚別川にかかる橋です。海岸線から離れた小高い丘陵に登るのを避け、海沿いに線路があるのがわかります。それにしてもこの日高線、延長の長い橋梁もすべからく短い桁を繋げた橋梁がほとんどです。軽便鉄道時代の橋梁をそのまま改築して改軌したのでしょうか?それとも明治や大正期の幹線で使われいた短い桁を活用して改軌したのでしょうか…
アップにして検証します

径間がバラバラではなく整っていることから、中古の鉄桁を使うためのものではないと思われます。恐らく軽便時代は海岸沿いで錆びやすいこともあり、木製の桁だったのではないかと想像します。
厚賀駅を越えて移動しますと、ここには珍しくコンクリ橋がかかっています

清畠-厚賀 賀張川橋梁
径間も長く、他の日高線の橋梁とは明らかに毛色が違います。何より、日高線が珍しく国道よりも山側にあります
そう、これはブロ友「【優駿浪漫街道】日高本線」さまの記事で初めて知った、日高線の路線変更区間です。この撮影地点からやは下り寄りで海岸侵食が進み、路盤が流される被害が出たため、1962(昭和37)年12月2日に路線を山側に移設したために建築された橋梁です
そしてこれが、旧線の賀張川橋梁の跡です

日高旧線 清畠-厚賀 賀張川橋梁跡
廃線後桁は撤去されましたが、昭和末期まで橋脚は4本きちんとた立っていたのですが、その後一番浦河寄りの橋脚が波浪で倒れ、その後も一昨年まで3本の橋脚が残っていたのですが、いま見ると、残っているのは苫小牧・鵡川寄り2本のみになっています。昨年あたりの波浪で更に一本崩れ落ちたものと思われます
拡大してみましょう

よーく見ると、昨年倒れたと思われた橋脚の土台が残っていますね!
これで日高線の現状(その1)に引き続き、(その2)を終わります。
一日だけの探索でしたが、休止路線の現状と、路線変更跡、それにDL貨物北斗号の発見(笑)と実りの多い探索でした。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
- 2016/08/15(月) 22:16:49|
- 日記(道内)
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