皆さまこんばんは。
きょうは午前中の仕事の後ふと思い立ち、非電化区間で撮影がしたくなり、タイヤ交換の後、出撃して来ました。今週は比較的天気が良かったのですが、どんよりした曇りで先が思いやられました。
時間から見て3065レが撮れるぞと立ち寄ったのがここ。
天気もイマイチですが、やって来る時間が取れただけ良しとせねばなりません。などと言い聞かせながらだらだら待っていると…

DF200-1+コキ 3065レ 2015-05-30(以下同じため省略します)
なんとトップナンバーがやって来てくれました!
この列車、何故かこの先の豊浦駅で2分停車で時間調整するので、ゆっくりやって来ます。
バックショット

この時はまだ見とおしも良く、この先の撮影に期待が持てたものでしたが…
次いでやって来た両スラントキハ183系は学生さんの集約臨でした

キハ183系(スラント-スラント)5B 8035D(集約臨)
NN車使用停止中の時期、臨時北斗で散々札函間を走りまくったスラント183ですが、続々キハ261系が増備されており、引退も迫って来ました。国鉄時代のデビュー時よりも、現在の塗装の方がよろしい稀有な車両だと小生は思っています
徐々に海霧が濃くなり撮影条件が刻々悪化する中、明るい塗装に救われました
バックショット、

カーブを回って豊浦駅に向かいます
今度は小生の好きなヤマトの海コン連ねた3051レを狙いますが、同じ場所では芸がないと、移動したのが大失敗でした
その理由は次の連続写真で(苦笑)
大岸のカムイチャシ公園で俯瞰を狙いましたが、海の真横だけあって霧が濃過ぎて、編成全体が見通せません。そんなところへやって来たのは…

DF200-60+コキ 3051レ
まずは先頭クマ。ここまでは普通と変わりませんが、この後に続く編成が…

↑小生の好きなヤマトのロングフィートコンテナがまず3個。

↑4個目。ここまでは普通良くあること

↑ヤマトの白いクールコンテナ(これはカウントせず)を挟んで5,6個目。およよ~

↑編成後部にトドメの7-10個目4連チャン!!!!
10個も載った編成を目撃したのは小生初めてです。しまった、先ほどの場所か、海から離れて霧の薄い礼文華の鳥伏信号場跡、もしくはトクデン前で撮影していれば、綺麗な編成を収められたはず。
海霧も陰謀のせいにしたくなった小生でした(泣
気を取り直して気動車の交換を撮りに、二代目北入江信号場に。
初代北入江信号場は、現在の場所から少々函館寄りの別の地点にあった、スイッチバック式の信号場でした
余談はさて置き、491Dが日高色のキハ40でやって来ますが…

ちょっとヘンです
アップにします

キハ40 352(日高色) 491D
あれ、前照灯の片目が切れています。尾灯ではないので、もちろん入換ではありません(笑)
バックショット

日高線の鵡川以遠が災害で長期不通になっており、しばらく遊ばせていた日高線塗装のキハ40も室蘭線の長輪線区間に頻繁に足を延ばすようになりました
交換相手の482Dがやって来ました

左: キハ40 352 491D、 右: キハ150-101+104 482D
霧の濃くなる中、ぎりぎりのショットです
気動車同士の挨拶のタイフォンが鳴り響きます
バックショット

2連のワンマン運用ですので、無人駅で扉の開かない後部車両はがら空きです
霧の信号場を出て行く2連。

この信号場は向かって右側が本線で、左側が待避線、信号は両方向とも上下両列車に対応しています
ラストのカシオペアがやって来る頃には、霧に加えて闇も濃く

DD511138+DD51+PC 8010レ
この列車、登場してもう大分経過するのですが、この銀色のE26系客車がどうも沿線に馴染んでいるような気がしないんです。いまや最後の寝台特急となったカシ斗星ですが、同業者の間でも、北斗星の方が断然人気があります。
高級感を出したもののビジネスライクに偏り過ぎて、北海道へ行く夜汽車の情緒に欠けるからでしょうかね。
バックショット

霧の降る信号場を通過して行きました。北海道に上野から直通の旅客列車が存在していた証に。
きょうも最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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- 2015/05/30(土) 23:59:00|
- 日記(道内)
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皆さまこんにちは。
きょうも相変わらず札タ観察です。本当は朝練する積もりですが、“春眠暁を覚えず”で、気がついたらいつもの起床時間になっていました。早朝家内にきょうは行かないの?と聞かれて返事をしていたそうですが、さっぱり記憶にありません(笑)
本州の方にはピンと来ないかも知れませんが、まだ朝晩冷え込む北海道では夏の実感はありません。
さて、仕事に少し余裕が出来てきょうは札タへ昼練行きました。
白石通路線に引き上げて、到着貨物を待っていたのは…

HD300-501 札タ構内白石通路線上 2015-05-28
到着貨物は積荷から大幅遅れの83レだった模様で、少し早めから待機している模様です
そしてもう一両の入換機は…

HD300-503 札タ構内コンテナ引き上げ線 2015-05-28
そうです、いま502号機が苗穂に交検入場しているはずですので、この2両で賄っています。
DEの時は予備車もあったので何番が代走に出て来るかという楽しみもあったのですが、HDは故障も少ない様で、安定した成績を出しているようです
札タ構内苗穂出場車置場はカラでした。
きょうの観察はここまでです。
. * * *
以下は雑談ですので、読み飛ばしていただいて結構です。
先日仕事をしていると、我が家とは離れて暮らしている両親から、今度旅行で札幌に立ち寄るので一緒に食事をしないか、とメールで連絡がありました。これはちょうど良いとばかりに一緒にカニを食べた写真がこちらです(家内はシャッターを押しているので写っていません)

単なる観光旅行かと思って話を聞いてびっくり。
なんとほぼ老人ばかり30名ほどの乗り鉄ツアーとのこと。あれえ、ウチの両親は鉄道マニアではなかったはずなんだけれど。
まず札幌までは東北新幹線「はやぶ」さと789系「S白鳥」と「S北斗」を乗り継いできたとのこと(飛行機ではなかった)。
そして翌日は朝一のS宗谷2号で稚内へ

稚内駅。(以下はほとんど両親から後日送られてきた写真を加工しました)
ここで九州最南端指宿枕崎線西大山駅からの距離が書いてあるところがミソ
稚内駅の滞在時間は1時間に満たなく、マニアックに183系サロベツで札幌へ舞い戻り

駅弁を食べたそうな

そしてその晩はまもなく消える最後の定期急行はまなすのB寝台で

開放寝台の通路で0すね。
これは小生が両親の乗ったはまなすの通過を撮影したものです

DD51+14系8連 202レ(急行はまなす)
翌朝青森からは走って651系つがるに乗り換えて秋田へ
秋田からは常磐線でフレッシュひたちとして使われていたE653系が転用されたいなほで新潟へ

ちきしょー、まだ小生も乗ったこともないE653系いなほですよ。
そして新潟からは新設新幹線接続特急のしらゆきで上越高田へ

「上越高田」と書きますが、上越線ではなく信越線にあります(正確にはこの春から3セク)
このカラクリは、新潟県の上越地方を上越線は通らず、中越地方を通ることにあります。
上越線の名前の由来は、「上野(こうづけ=群馬県)」と「越後(=新潟県の一部)」を結ぶからですね
小生しらゆきも乗ったことないです
んで、この日は開通して日の浅い北陸新幹線で金沢、サンダーバードで加賀温泉泊とのこと
これは私の年代の乗り鉄でもツラい行程ですねえ(笑)ましてや老人ですよ。
戦争を乗り越えた年代は強いですねえ!
その後は写真を端折って、
加賀温泉からサンダバで新大阪、新大阪から山陽新幹線-九州新幹線のさくらで鹿児島中央
で、鹿児島中央から指宿枕崎線でこれですよ

キハ40系
北の北海道でも大活躍している仲間です
で、指宿泊。 ふ~。
書いているだけで疲れて来ました(笑)それにしても、加賀温泉から1回乗り換えで鹿児島中央まで行けてしまう、現在の鉄道網にはちょっとびっくり。
翌日は本土最南端の駅、西大山駅から乗車

3日前にいた稚内とは天と地ほど気温が違うでしょうねえ。
九州新幹線でそのまま本州へ向かうかと思いきや、久留米で下車し、久大線の特急ゆふに乗り換え(笑)
しかも、途中の由布院ではDF200の牽く豪華寝台列車ななつ星と交換!

こりゃあ、本当に乗り鉄ツアーだわさ。
そして大分から特急ソニック883系、小倉からさくらなど新幹線を乗り継いで、当日に両親の住む自宅に帰り着いたとさ。
いま小生がやってみろと言われても、躊躇するような行程、老人たちは元気で、ひとりの脱落者も発生することなく、全行程を消化したそうです。
因みにツアー費用ですが、ななつ星に乗るには100万円前後のお金が必要らしいですが、この乗り鉄ツアー、ナイスミディパスを上手に利用するツアーらしくて、10万円台前半だったとか。
あー、一度やってみたいけれど、体力が…
もう一度書きますが、ウチの両親は全く「鉄」ではないんです。
小生よりもマニアックな親には脱帽ですよ(苦笑)
きょうも最後までしょうもない与太話におつきあいいただきまして、ありがとうございました。
- 2015/05/28(木) 19:05:43|
- 日記(道内)
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| コメント:20
皆さまこんにちは。
青函トンネルを通過する在来旅客の全廃を控えて、あまり注目を浴びない貨物列車ですが、昨日苗穂からDF200-119が出場し、札タ構内に留め置かれました。
すると翌日の今朝は所属の五稜郭区への回送が予想され、これと併せて早朝からの撮影を予定していました。
ところが週明けの仕事がハードで、就寝が遅くなり、午前3時代に起床しての撮影は諦め、目的の3084レに絞って出撃しました。
いつもより出撃時間帯が遅いため朝のラッシュが始まっており、撮影ポイント到着までにかなり時間を要し、冷や汗をかきました。最後は細い未舗装路を爆走してポイントにギリ到着です。
で、早速踏切警報機が鳴り、目的の列車がやって来ました

DF200-107+DF200-119+コキ 3084レ 2015-05-26
既に緑濃くなった沿線に、苗穂出場無動力回送のDF消防を従えたクマ107号機がやって来ます。
最近農産物の端境期に当たるのか、スカコンが目立ち、この日もフルコンではありません。
次位機のアップです

DF200-119
全検でないとはいえ、車体も綺麗に補修されており、しばらくは美しい姿が見られそうですね
バックショット

幸いコキ車1両目先頭のコンテナがカラなので、バックショットで回送機のナンバーが読めますね。全検ではないので、確かにブロックマにはなっていません。
西の里のサミットへ向けて、思い切り排煙を上げて走って行きました。
8771レの撮影の頃であれば、仕事前にアップできたのですが、この3084レは現場通過が1時間遅い時間帯で、どうしてもアップはこの時間になってしまうことが多いです。ご容赦を!
きょうも最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
- 2015/05/26(火) 12:25:58|
- 日記(道内)
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皆さまこんばんは。
すっかり春になり、シラカバ花粉が下火になったと思ったら、牧草の花粉が飛び始めた札幌です。
日差しはきつく明るいのですが、日中でも気温は18度で、きょうは風が非常に強いため、肌寒いくらいです。
さて、昨日の拙ブログへ、本日ナナッシーさまから、クマ119号機が出場したのを苗穂で見たとのコメントをいただきましたので、昼休みに早速札タへ出撃して来ました
札タについて最初に見たのはこの光景

DF200-60+コキ 1085レ 2015-05-25
1085レが発車待ちのこの光景です。以前石北臨貨が凸のPPだった頃は重連になることもあったこの列車ですが、このところ全く変更なしで、クマ一両の牽引です。
と、そこへ到着していた貨物が推進でコンテナホームへ向かいます

黄緑の廃棄物コンテナが目立ちます。
キャブが低いので、ニセ凸というよりも、ニセHDでしょうか…
更に押し込んでカマが見えて来ると…

あれ、ちょっと気になるコンテナが
更に接近します

HD300-503+コキ 2015-05-25
あれー、カマ直後のタンクコンテナは、まさに早朝到着する3087レの編成ではないですか
現在の時刻は14時前、3091レにこのタンクコンテナは載ってないはずなので、遅延3087レだったのでしょうか?手抜かりで貨物輸送情報をチェックして来なかったので、実際に何レの編成だったのか確証はありません
バックショット

HD300-503+コキ 3087レの編成?? 札タ構内 2015-05-25
廃棄物コンテナといい、カマ直後のタンクコンテナといい、ちょっとわからない編成です。
どなたかフレートライナー財源のスペシャリストでこの列番わかる方お出ででしょうか…
そしてガード下の、札タ構内苗穂出場車置場のチェックです

DF200-119 札タ構内 2015-05-25
おお、やはりナナッシーさまの情報通り、DF消防がいました!
狭軌最大のDLは格好いいですね。ドイツ譲りのデザインも痺れます
屋根も結構綺麗になっていますので、前面をアップでチェックして見ましょう

どうやらブロックマにはなっていないようです。運転席横の「JR FREIGHT」ロゴも銘版にはなっていません。
続く車体右半分

屋根のみならず、車輪もぴかぴかですが、台車は汚れたままで、頭隠しても尻隠さずです。これは全検ではなく車輪工事か何かでしょうね。
こうなったら、明日の○○○○レでバクチを打つしかないでしょう!
巨大な箱型DLに普段から触れ合える幸運を、日々噛みしめています。
きょうも最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
- 2015/05/25(月) 18:28:21|
- 日記(道内)
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| コメント:12
皆さまこんばんは。
昨日の室蘭遠征の後会議もあり、きょうは朝から仕事が忙しかったため、午後は非鉄としました。
とはいえ、2回前のブログになえなえさまからコメントをいただき、鉄道ジャーナル誌別冊の「最新貨物列車2015」に、DF200の全検計画が載っていますよ、ということでしたので、購入に行って来ました。確かにこれだと入場車が全検なのか違うのかわかりますので、計画に変更がなければ、今後ブロックマになって出て来るのか予想出来ることになります。あの社会派雑誌「鉄道ジャーナル」が、貨物の別冊を出すことなど以前なら到底考えられず、隔世の感があります。なえなえさま、ありがとうございました!
ところでふと横を見ると、レールマガジン誌(RM)があるではありませんか。手に取ってつらつら眺めていると、旧鷲機の凸たちの写真が目に入りました↓

RM2015-7月号(一部加工あり)
似たような写真を撮る人がいるんだなあ、と思って良く見てびっくり。ブロ友のフクちゃんさまの撮影ではないですか!
やはりオフィシャル(笑)
ご覧になりたい方は、本日書店に並んでいるRM誌をお買い求め下さい。
ということで非鉄のきょうのメインはここまでです。
ところで昨日九州の長崎線の単線区間で、異線進入により、対向する特急列車同士があわや正面衝突(93m手前で停止)しかねない事故がありました。
事故そのものは報道されましたが、発生状況に関する掘り下げが甘く、詳細がわかりにくいので、拙ブログでは普段事故の話題は余り採り上げないのですが、本日は一部推測も交えながら論じてみたいと思います。
現場付近の長崎線は単線区間で、博多発長崎行きの下り特急かもめ19号(787系)と、長崎発博多行きの上り特急かもめ20号(
885系)は肥前鹿島駅で交換するのが所定ダイヤでした。
しかし、かもめ19号が走行中に異音を感知し、非常制動で停止した地点が、肥前鹿島駅の手前の肥前竜王駅の場内信号を過ぎてすぐのところでした。
現場で停車し点検している間に遅延が生じたため、列車指令が両列車の交換駅を肥前竜王に変更したのですが、この駅が高速化のために1線スルー式配線になっており、本線も副本線も上下列車共に発着可能な構造になっていました。
対向のかもめ20号は副本線に進入し、故障した19号の通過を待ちましたが、19号の進路が副本線に向けて開通していたために鉢合わせとなった模様です。
詳しい状況は不明ですが、推測すると異音で停車していた19号は場内信号を超えていたため信号を確認しての発車ではなかったため、指令の指示に基づくものであったと思われ、一方で指令は進路が副本線に開通している状況を失念もしくは誤認していた可能性が高いと思われます。もしかしたらPRCに慣れて非常時に充分対応できなかったことが指令にあったのかも知れません。
そもそも場内信号機を超えて停車した列車が再出発する条件はかなり厳しいはずで、その駅に換駅の変更を行うことはそもそも問題がかなり大きいことと思われます。JR九州といえば、数年前鹿児島線の城山トンネル付近でイノシシを刎ねた下り電車が長時間駅間停車し、後続の下り電車が訝って、いったん停止の後、当時合法的だった赤信号の冒進を低速で行っていました。そこへ先行電車が運転を再開し、列車無線で運転再開を知った後続の電車の運転士が、先行列車に対して現示されていた青信号を、自己の運転する列車への現示と誤認して加速してしまい(ここは当時でも違反)、先行列車に追突して大きな惨事となったものです。沼津付近のJR東海道線でも、同じような状況で下り113系電車が先行する貨物列車に追突する事故がありました。
非常時の対策、各社良く検討してもらいたいですね。
気分転換の過去画像は西の里信号場が交換可能だった頃です。
午後3時ごろの下り列車が錆取り列車の充てられており、一時期だけ時間帯が変更になりましたが、待避線利用停止になる直前までここに入線して退避もしくはカラ退避していました

721系下り普通電車 西の里信号場 2003-09-26撮影
保線作業小屋の前で撮影したバックショットです
当時信号場は立ち入りが可能で、こういう写真も撮影できました。
先頭側に回ります

対向する、新千歳空港行きエアポートが通過します。当時の前面幕は「快速エアポート」ではなく、ただの「快速」でした。
この日はカラ退避で、後続に抜かれることなく発車して行きました。
別の日です。
臨時運転のリゾート車クリスタルエクスプレスが、下り待避線に夕方入線です

西の里信号場 2001-08-10
踏切付近からの撮影です
今度は後続の退避です

快速エアポートが横を通過です。
この日は何本も後続を退避していました。

退避が終わり、発車するところです。
711系6連の上り回送列車が退避するシーンは何度も掲載しましたので、今回は省略しました。
きょうも最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
- 2015/05/23(土) 22:01:58|
- 過去録(道内)
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| コメント:17
皆さまこんばんは。
この3月のダイヤ改正で札幌近郊の電化区間から電車が引退し、北斗星も臨時化された時点でJR北海道の客車は使用終了、それに前後して、青函トンネルで来春以降使用不可能になるED79のうち、貨物所属機の50番台が運用を終了し、それらのいくつかが室蘭周辺に集結しています。
輸出などの憶測もありましたが、報道で全車廃車、保存される一部を除き解体になるようです。
きょう最初に向かった場所は、東室蘭操です。室蘭線の東室蘭-鷲別間にあり、電略はヒムソです。
到着すると、いきなりニセ凸が歓迎です

DD50682(笑) 東室蘭操 2015-05-22(以下同じため省略します)
右側を振り向くと…

左より、DF200-109、DF200-112、ED79 54+ED79 59 東室蘭操
DF東急がいますが、なんといっても最後に青函から引退したED79 50の2両が五稜郭から回送されて来て、移動の時期を待っています
動きがないのでここを切り上げ、白鳥大橋を渡って次に向かったのはここ。

室蘭線旧線陣屋町 (踏切から撮影)
本輪西駅西方で上り方に分岐する室蘭線の旧線ですが、ここが残されていたのは、近年まで萩野駅からのチップ輸送の貨物線としての使命があったからに他なりません。本線時代からのクラシックなトンネルが歴史を表しています
この位置から反対側を振り向くと…

なんと枕木で終端標識がしつらえられています。まだ今週廃車される電車や客車が通ったばかりだというのに。
上の車止を更に進んだところから振り返ったのが次の写真です

室蘭線陣屋町旧線
この撮影場所は旧線時代陣屋町駅だった場所です。黄色く錆びたレールが悲しいですね
この場所から反対側を見ると

この場所が陣屋町駅で、相対式ホームがあったそうです
そしてこの先に進むとついに…

こんな光景が見えて来ます。すべて用途済みとなった国鉄型車両です
山の稜線が綺麗ですね
接近します

左:711系S-116編成 右:S-110編成 陣屋町
復活旧塗装になって人気を博したS-110も、やはりぼろぼろで解体も止むを得ないことがわかります。
もう一編成の旧塗色復活編成S-114は既に苗穂で解体されました
今度は反対側の終端に行って見ます

いかにも廃車置場にふさわしい景色です
右側にはこの場にふさわしくない、総ガラス張りのモダンな建物があります
拡大してみます

左より、711系S-106編成、S-111編成、北斗星用24系客車、北斗星用24系客車
右端の24系客車はちょっと隠れています
今度は横からアプローチです

左:711系S-106編成 右:711系S-111編成 24系客車
711系も検査を通した時期によって塗装もかなり違って見えますね
サイドから

この場所は解体のためにわざわざ整備したようです。これまでも苗穂工場などで解体も行われて来ましたが、一気に廃車が進み、場所の選択を広げなければならなくなったのでしょう。
今後、キハ183系も初期車から順次解体されて行くわけですから、もしかしたらここが活用されることになる可能性はありますね。
ところでバックの「モダンな建物」、ちょっと変ではありませんか?重機が透けて見えています。
実は、これはチップヤードの防風網なのです。萩野チップ輸送の終着駅だっただけあって、うず高くチップが積まれています。先ほどの話はフェイクでしたのでお許しください。こんな港湾地区にモダンな建物があろうはずはありません(笑)
そしてこの場所の近くには、以前輸出されるために輸送されて来たDEとタキがいます

先ほどの場所から、クルマで5分ほどの場所です
DEのアップ

形からすると、DE15のようですね。
タキにはこんな標記のものも…

現役タキは転属に伴って常備駅が書き換えられてしまいましたが、ここにはまだ「本輪西駅常備」標記が残されていました。
ここで陣屋町、崎守埠頭の観察は終わります。
そして白老-社台の踏切から撮影です。
まずは夕陽を背にやって来た785系すずらん

785系NE-502編成 1037M(すずらん7号)
苫小牧-室蘭間は、711系普通電車が撤退した後、架線を使うのは、この数往復のすずらんだけです。もっとも、九州の肥薩おれんじ鉄道は、すべて気動車で運行されるため、架線を使うのは1往復のEL牽引貨物のみという笑えない話もあります。785系も遠からずの引退がアナウンスされていますので、もしかしたら陣屋町臨港線に引き込まれる日が来るかも知れませんね。もっともステンレス車は解体が難しいかも知れず、ここではないかも知れません。
次いでやって来た3067レ

DF200-58+コキ 3067レ
これは海コンを積んでいることで、ファンのブロ友さまも何人かおいでです。
バックショットでコンテナを確認

クロネコンテナ確認!
更に…

波板のクロネコンテナが2個搭載されています
終着札タを目指して直線区間を駆けて行きます
そしてやって来た北斗星。この辺は長い直線区間で、錦岡駅よりも更に向こうから、DD51のヘッドライトが見えて来ます。ライトが見えてから、踏切警報機が鳴り出すまでの時間が長いこと長いこと。
遅いのかな、と錯覚するまでもなく、目の前を轟音で通過して行きます

DD51138+DD511100+PC 8008レ(北斗星)
フルノッチの迫力と、残された紫煙が、その走りを物語っています
バックショット

夕陽に輝くブルーの車体。もうすぐ北海道でのブルトレの歴史が終わります。
それは即ち、本州でのブルトレの終焉でもあります。
きょうの撮影はこれで終わりました。
帰りに白老のスーパーで海産物を物色したところ、こんなものを発見!

「沖」 生板雲丹 880円
しょえーっ、札幌では最近は2000円~3000円くらいします。
しかも、ロシア産などの輸入ものでなく、前浜で採れた、生雲丹です。保存のためのミョウバンや安息香酸を添加していない、本当においしい雲丹です。これはいいものゲット出来ました。
きょうの日記はこれで終わりです。札幌に帰ってから、業界の会議があったため、更新が遅れましたことをお詫びします。
- 2015/05/22(金) 23:59:00|
- 日記(道内)
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| コメント:13
皆さまこんにちは。
今週は月曜火曜と、札タ構内に長らく留置されていた、札幌運転所所属で用済みの北斗星用24系客車がDF200の牽引で室蘭線の陣屋町へ廃車回送されたことで、沿線が湧きました。
そんな喧騒が去ると、いつもの静寂が始まります。そんな静かなきょうの朝練。
根室線からの2078レから始めますが、到着直後に撮影したため、アングルが半端になり省略します。カマはDF200-54でした。
次いでやって来たのは3093レ。2078レともども定時です。

DF200-120+コキ 3093レ 2015-05-20(以下同じため省略します)
この編成、中間にタンクコンテナが載っていますが、今朝は少なめです。

次いで83レ

DF200-113+コキ
この季節、陽光が強く、半逆光の千歳線北部では、四角いDF200の前面が潰れてしまい、苦労します。
この113号機、24系客車を月曜日に牽引して札タから陣屋町まで行った、因縁のカマです。
このカマ番、覚えておいて下さい。あとで登場します。
今度は上り貨物のためアングルを変えて8050レ

DF200-61+コキ
いつもならフルコンで長編成の貨物なのですが、短いし、スカコンですね。
ここまでの列車は、上下とも定時でした。
3087レは所定時刻より14分遅れでやって来ました

DF200-112+コキ 3087レ(14分遅延)
この列車の特徴である先頭タンクコンテナが積載されていませんが、先頭が空コキだったので、3087レで良いいのではないかと思っています。
この後はまなすや続行する貨物がやって来るはずですが、何も来ません。JR北海道の運行情報にも何も出ていません。しばらくして、初発電車などは定時にやって来ますが、クマ回送のはずの8057レも含め貨物関係とはまなすは姿を見せません。
そのうち先ほどのJR北海道のサイトで、室蘭線内は社台-錦岡で貨物列車とシカの衝撃があったとのことで、はまなすの1時間10分遅延情報が出ました。
すると衝撃当該の貨物はさきほど遅れた3087レが怪しいですが、これが14分遅延で、後続の201レが1時間以上の遅れになったのかなぜなのか気になります。恐らく、シカの死体を処理するのに時間がかかったのでしょうか…
予告通りぴったり1時間10分遅延でやって来たはまなす。

DD511140+7B 201レ(急行はまなす)(1時間10分遅延)
新しい看板です。どうも最近小生が撮影する時、このHMとの相性がよろしいようで…
遅延なので思いっきりすっ飛ばして来ましたが、凸1両に客車7両は軽いようで、大した煙も吐きません
かっ飛び気動車

キハ143-154+104 2726D
全検を受けた頃は本当に綺麗だったこの154+104ですが、もうすっかり汚れています。
711系なきあと、ほぼ同じ時間帯で頑張っています。基本、室蘭線で運用する気動車の送り込みです。
そしてはまなすに雁行する3055レも遅延でやって来ました。
回送車連結指定列車ですが…ん!

DF200-114+DF200-118+コキ
祭りは昨日で終わりませんでした、 イヨマンテ(=クマ送り)のサプライズ発生です!
次位のDF118号機は9時前札タ発苗穂までの臨試9196レに継走されますので、遅延が大きくなると間に合いません。スゴい勢いですっ飛ばして行きました。
そして札タは月寒川ポイントで観察です。

DF200-113+DF200-118 臨試9196レ
どうやら臨試に間に合ったようです。先ほど83レを牽引して来た113号機が、回送入場の118号機を従えて出発まで待機しています。
連結部のアップです

ここもイヨマンテで苗穂まで向かいます。本当は走行シーンも納めたいところですが、出勤時間になりましたので泣く泣くあきらめてここで札タを後にしました。
北斗星客車回送祭りは終わり、沿線の同業者もほとんど見ませんでしたが、日常の朝練かと思いきや、祭りは終わっていませんでした。
きょうも最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
- 2015/05/20(水) 14:25:39|
- 日記(道内)
-
-
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皆さまこんにちは。
前日の好天から、きょうは雨風の荒天に変わった道央地方です。
昨日はJR貨物のDF200型DLが用済みとなったJR北海道の北斗星用24系客車8両を牽引して、札タから陣屋町まで走りました。狭軌最大のDLと、フルサイズの寝台客車の組み合わせはなかなか似合い、これが定期列車で実現しなかったことが悔やまれるほどでした。
日曜日の札タ観察で、構内留置の16両編成北斗星用客車が、2本に分割して8両ずつ留置され、それぞれ回送票がつけられていたことから、きょうも回送が走るぞ、と朝練です。といっても、昨日の回送を見て運転時刻は把握できましたので、きょうは早朝から張り込むことなく、余裕でぎりぎりの出撃です。
出勤前にちょっと足を延ばして千歳方面まで。
自宅を出た時はどんよりした曇り空だったのが途中でぽつぽつ降って来て、千歳市内に着いた時は土砂降りの大雨。
追分からのキハ40や、かっ飛び気動車はいずれも雨でまともな写真になりませんが、DFブルトレだけは気合を入れた結果…

DF200-51(ブロックマ)+北斗星用24系客車8B 2015-05-19
ピントばっちりです! 画面が荒れて見えるのは感度を上げてざらついた訳では決してなく、叩き付ける大粒の雨のためにそう見えるだけですが、よくまあ撮れたこと。前後のコマは大雨にピンが外れていました(汗
そしてただでさえ北斗星用客車の回送設定時刻が未明ではなく撮影可能時間帯の日の出後ということで、昨日の時点で「これはもしやファンサービスか?」という考えが浮かんだのですが、まさかそんなことがあるはずない…と思っていました。
しかしきょうのクマをご覧下さい!
一番最近全検を通した、しかもブロックマの51号機の牽引です!!
これをして偶然とはとても思えません。
ありがとうJR貨物! HMのようなわかりやすいサインがなくても、そのお取り計らいはコアなファンにはきちんと伝わりますよ!
バックショット

クマの牽くブルトレが新緑の中を行きます。
HMのない前面が写らない分、余計に営業運転中の寝台列車みたいに見えますね
最後尾

これ見ると、やはり回送ですね。
大雨の中、陣屋町へ向かって走行して行きます。最後までピンを拾えたのは運が良かったです。
きょうも最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
- 2015/05/19(火) 13:35:46|
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皆さまこんにちは。
きょうは朝からすごいものを見てしまいました。
箱型DL+ブルトレ客車といえば、古くはDF50の牽くあけぼの、日豊線の富士、彗星、紀勢線の紀伊あたりが思い浮かび、一時期は山陰線であの悲運の機関車DD54が出雲を牽引したことが思い浮かびます。
現在残された客車寝台特急は北斗星とカシオペアだけで、そのどちらも北海道に来ています。
また、北海道には本線用DLとしては最新鋭のDF200が大活躍していますが、定期列車で旅客車両を牽引した実績はありません。かつて道内へやって来るブルトレにDF200を導入する検討がなされたこともあるとうわさに聞いたこともありますが、実現することはありませんでした。
昨日の札タで留置中だった北斗星用24系客車に回送票が貼りつけられていましたので、きょうは沿線に先回りして張り込みます
まずは朝練はこの列車から

DD511140+7B 201レ(はまなす) 2015-05-18(以下同じため省略します)
GWも終わり平日ですから基本の7両です。HMは最近作られた新しいものです
最大12両に増結してもDD51は単機で牽けるスジが引いてありますので、余裕で静かにやって来ます。これが寝台特急だと、フルノッチで息も絶え絶えにやって来るのですから大違いです。
雁行する3055レ。回送車連結指定列車ですが…

DF200-110+コキ 3055レ
きょうも次位には回送機がついていませんでした。
クマがついていれば検査入場、旅客のED79がついていれば廃車回送でしょうから、何がついているかで一喜一憂でしょうね。
ところできょうの牽引機はDF警察です。これは廃車になる711系が手稲から札タまで回送された時、苗穂で星凸からバトンを受け、札タまで2回に渡り牽引したカマで、思い出深いですね。
次いでかっとび気動車

キハ143-151+キハ143-101 2726D
以前千歳線で711系が一往復しかなかった時に2726Mで運用されていましたが、これが気動車に置き換えられ、ほぼ同じスジで運転されています。基本室蘭線で運用されるキハ143の送り込みスジですが、置き換え後もトラブルで代走は確かキハ40で代走した一度くらいしか記憶にありません。
バックショット

登場した頃は電車のスジに遅れまいと、かなり気合を入れた走りを見せていて、これがニックネームの由来ですが、高性能気動車で余裕があるからか、最近は大人しく走ることが多いですね。
ところで撮影地点付近の定点観測倉庫

農家の倉庫 恵庭市南の里
傾きが更に進んだほか、良く見るとねじれを加えることによって、芸術性が更に昇華しつつあることがわかります。
最後まで定点観測は続けて参ります
そしてブロ友さんより、札タの客車が動いたと連絡が入り、待ち構えますと、真打ち登場です!

DF200-113+北斗星用24系客車8B 上り回送臨客
千歳線の列車はどれも最高速度が早く、唯一遅かったタキレも全廃になったので、余計にそう感じることが多いのですが、この甲種回送列車は回送票によれば最高速度75kmで運転されるということで、クマの前照灯が見えてから、近づくまでにかなりゆっくりとした印象でした。
写真を見てもらえればわかりますが、やはり本線用DLは箱型に限ると思います。ブルトレとのマッチングもいいですね。本当にHMをつけたくなります。スタイルの印象としては、DF50というよりも、出雲を牽引していたDD54のイメージにかなり近いと思います。
バックショット

甲種なので後部標識の円板がついています。小生も凸ファンなのでこういう発言は不謹慎かも知れませんが、本線ブルトレにはやはり箱型DLが似合うと改めて感じました。
きょうも最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
- 2015/05/18(月) 12:00:15|
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皆さまこんばんは。
きょうは札タ観察に出かけたのですが、その後家族運用のため、アップが遅くなりました。
一度暖かくなった札幌ですがこのところ冷え込み、朝晩は気温一桁の日もあり、日中でも日差しは強いものの、風が強くて防寒着は手放せません。
さて、きょうは恒例の札タ観察に行きました。
まずは入換機の観察です。きょうの入換動車は…

HD300-502 札タ構内 2015-05-17(以下同じため省略します)
強い光線に輝いていますが、実はこの撮影をしている間も風が強くて肌寒いのです。
そして札タ構内の苗穂出場車置場は…

札タ構内苗穂出場車置場
カラです。日曜日なのである意味当然です。しかし、何か違和感を覚えます
わかりますか?
背後の留置されている24系客車の位置が近いのです!
左手を見ます

あれ~こんなに短くなかったはず。
札タ構内に8両ずつ2回に分けて運び込まれ、1本の16両に繋げて留置されていたはず。これは変です
回り込んで観察です。

北斗星用24系客車 札タ構内
良く見ると、右側の客用扉に回送票が貼り付けられています!でも、文字までは読めません。
また、奥側にやはりもう一編成ありそうです。
更に場所を移動して観察です

奥の編成も後部標識の円板が取り付けられています。回送票は手前の編成しか確認出来ませんが、後部標識から予想すると、きっと回送は、2本にわけて8両ずつ行われるのでしょう。
なんとか奥の編成の回送票の有無を確認したいのですが、どうしても見えません
少し退いて。

札幌新道の橋脚に阻まれて全体像は見えません。
今度は札幌新道の反対側、平和駅側を見ます

おっと、よーく見て下さい。
編成右端を注意して見ると、奥側の編成が少し右へずれてはみ出しています!
アップにします

奥側の編成にも客扉に回送票が貼られています。
8両ずつ2回に分けての回送が確定しました。ただ、行先と時刻が気になりますね…
きょうも最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
- 2015/05/17(日) 23:56:03|
- 日記(道内)
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