皆さまこんにちは。
先日道内最後の運用についていたDD51たちが石北運用から鷲別機関区に帰って来たことは、報告した通りですが、その後凸は鳴りを潜めており、動く気配はありません。
また、それに追い討ちをかけるように、消費税増税や、気温上昇による暖房需要の低下などのため、タキ輸送が削減され、先週も今週も9771レによるタキ輸送が中止になる日が多くなっています。
痺れを切らして月曜日は旅客ネタでお茶を濁したのですが、今朝も9771レでタキ輸送はなく、すっかりネタ切れです。仕方がないので、再び旅客ネタで行くしかありません。
今朝は千歳線の回送電車を取り上げてみました。
千歳線の朝の下り(札幌方面行)初発電車は2本が千歳始発、3本目が苫小牧始発です。ところが、実際には千歳駅に夜間滞泊している電車は一本もありません。 ではどうしているかといいますと…
・1本目の1721Mの車両は、実は前夜の札幌発2854Mで苫小牧終着後そのまま滞泊し、翌朝5時過ぎに折り返し回送電車となって千歳まで走行し、千歳駅から客扱いをするのです。
・2本目の1723Mはといいますと、これは1本目とはパターンが異なり、札幌駅から回1722Mとして千歳駅まで721系エアポート編成が回送され、これが折り返し1723Mとなる訳です。
これが千歳までの回送電車です

721系エアポート編成(F-4101) 回1722M 2014-04-23
札幌駅北口のタワーマンションを背景に、朝日にギラつく回送電車を撮りました。4両目の帯が若草色ではなく、紫色になっています。ここがUシート車両です。リクライニングのこの車両は快速エアポートで運用中は座席指定料金がかかりますが、1723Mでは開放されて追加料金なしで乗れるおトクな列車です。
ところでこの回1722M、西の里信号場では唯一上り退避線に入って錆取りをする列車でした。
入線時の写真を過去画像から

721系エアポート編成(F-4203) 回1722M
2013-06-20遮断竿が上がった直後の踏切内から撮影したバックショットです。ちなみにこの時点で下り線(札幌方面行き)の退避線に入る列車は、15時前後の1本だけでした。
信号場開設当初は年間通して退避に使用されていましたが、数年前から冬季閉鎖になり、夏季もこの上下各1本の錆取り電車しか入らなくなっていました。そして昨年の保線不祥事を受けて不要不急と判断されたのか、退避線の信号機も例年の冬季×印ではなく、信号機本体が横向きにされ、当分使用停止になっています。信号場としての復活は果たしてあるのでしょうか?
撤収作業を進めていると、列車のない時間に踏切警報機が鳴ります。慌ててカメラを取り出すとキハ40です
でも少しヘンです

キハ40 331+マヤ34 2008+キハ40 336 試運転 2014-04-23
この時間帯のキハ40というと、札沼(学園都市)線の末端区間用や、函館線の普通旭川行きの出庫などがありますが、違いました。マヤ検ですね。マヤ検といえば、DEに牽かれるか、あるいはPDCのキハ14X系列で挟み込むような印象がありましたが、多くの車両もミャンマーやJR東日本へ払い下げ、また残りのキハ143も711系の置き換えで千歳・室蘭線で運用中ですので、予備車も少ないのでしょう。
マヤ34のアップ画像

●マヤ34 2008
国鉄時代は全国で見られましたが、いまやJR九州とJR北海道に残るのみとなりました。
今般JR北海道の経営陣にJR東が深く関わるようになりましたので、今後はもしかしたらJR東で用途済みの検測車あたりが置き換えするかも知れません。いずれにせよ、みられるうちに見ておけ、です。
マヤ編成のバックショット

朝日を浴びて苗穂へ入庫します。
少しだけ場所を移動しまして、711系

711系(S-106)編成 127M 2014-04-23
普段は6連の上り列車のみ狙うので、あまり撮影する機会のなかった下り3連です。このところ旧塗色のS-110編成とS-114編成が不安定な動きをしています。なかなか運用予測がつきにくいです。
ということで、貨物にサプライズ無しなので、旅客(毒)を喰らわば皿までも、きょうは徹底して旅客にどっぷり浸かりました。
. * * *
これで終わると「どこが貨物か?」と苦情がきかねませんので、先回りして貨物を出して置きます(笑)
比較的末期まで残り、人気の高かった凸原色の1073号機

DD511073(原色)+コキ 4099レ
2005-08-07苗穂で全検出場してまだ1ヵ月の頃ですからぴかぴかです。本州(日本海縦貫線)からの4099レを牽引して終着札タを目指します。
バックショット

夏の朝霧に消えて行きます。空色のコンテナの向こうに、凸のお顔がまだ、見えていますね。
先ほどの写真がコキレだったので、今度はタキレです。

DD511151(B更新)+タキ 8773レ
2007-03-02重いタキをひきずってゆるゆるとやって来るさまが写真からお判りでしょうか。
タキ牽引は当時すべて凸限定で、この8773レを置き換える形で高速石油輸送列車がDF200牽引で登場したのは、この写真の後ですから、道内の高速石油輸送列車はたかだか数年の命だったことになります。
まさかタキ1000を揃えて鳴り物入りで登場した高速石油輸送列車がかくも早く消滅(1年前)することになるとは、誰も想像しなかったでしょうね。
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- 2014/04/23(水) 18:33:32|
- 日記(道内)
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