みなさまこんにちは。
北海道といえどもきょうは暑いですね。こんな暑い日に連想するものは皆さま何ですか?
すいか、ビール、日傘、プール、、こういう発想をするのはまともな人です。実は昨日の小生のブログに、ブロ友のh○m○s○t○rさまから神の声が…「アレ」そう、「アレが走るかも」。
そうです、北海道は冬期間の極寒に配慮し、内地のレールに比べ、継ぎ目の遊間が少なくなっています。従って、夏の高温によりレールが膨張し、遊間がなくなってしまうと軌道狂いやはみだしの原因になります。通りが悪くなると最悪脱線などの被害が出、そこまでいかずとも長時間の運休を余儀なくされることもあります。
その予防のために予想最高気温が高い時に限って運転されるのが「アレ」、散水列車です。
本来なら厚別のカーブで函館線で散水列車が動くかどうか調べてから出動するのですが、きょうはその暇がなく、バクチを打って直接千歳線に向かいました。
クマザサをかき分けて林道以下ともいえる未舗装の道を進むと、小型のファミリーカーがちょうど停まるところが見えました。あれ?ここは農家か同業者か、あとは山菜取りの人くらいしかいないはずだが、、と思いながら気にかけず所定位置にスタンバイ。散水列車の(運転される場合の)通過予定時刻の5分前に配置につきます。
と、先ほどの小型車から若い女性が降りてくるではありませんか。しかも首にはカメラを下げて。小生初めてお目にかかった、“単独鉄子さん”でした。これまで鉄道ファンの彼氏に付き合いで撮影していたりする女性は少なからず見ましたが、男性でさえ車が木の枝や荒れた路面で傷むと、進入を躊躇するこんな悪路に単独で気合を入れてやってくるとは、さすがです。動きやすい小ざっぱりした身なりをしていますが、おしゃれさんです。こういうファン層が増えてくると、同業者のイメージアップにもつながりますし、心強いですね。
さて、先ほどのファンと一緒に撮影します。定期列車のない時間に踏切警報機が鳴りました! きょうは散水列車ウテです。

DE151545+タキ+タキ+DE151542 散水列車 2012-07-27
実際に水を撒くのは曲線区間が中心なので、生憎散水現場は見られませんでしたが、原色DEに挟まれた黒タキを撮影できて大満足です。。
この天気で列車の運転を思い出したブロ友さまには大感謝ですね。。
さて、この散水列車は島松駅で中線に入って折り返して来ます。昨シーズンは返しを上野幌駅南側の築堤のサイドビューを狙いましたので、今年は趣向を変えてオスバンカーブで撮影することに決め、同業者に挨拶して移動しました。
朝練で晴天の時、このオスバンカーブは逆光で写真にならないのですが、散水列車の運転時刻には半逆光となってなんとかなりそうです。現地についたらどなたもおられませんでした。
散水列車の返しを待っている間にやって来た気になる列車たち

785系(NE-1編成) 3883M(快速エアポート) 2012-07-27
JR化後最初に北海道に登場した電車特急。すっかりベテランですが、いまでもSカムイを789系と分担して支え、また特急すずらんには、夜間の臨時一往復に789系が入ることもある以外はすべてに投入されています。10月の改正で711系電車が室蘭線から撤退すると、苫小牧-室蘭の電化区間はほぼ785系のためだけに存在することになります。雪対策でスカートに孔が明けられたり、フロント屋根上にツノが後付けされたりしてスタイルが若干崩れていますが、いつまでも元気な姿を見せてほしいものです。
そして、もっとベテランのNNキハ183系

NNキハ183系 5005D(北斗5号) 2012-07-27
振り子制御装置こそ付いていませんが、きょうも最高速度130㎞で函館-札幌間をブッ飛ばします。この車両は、遅延の回復力がすごいと評判とか。写真は、逆光になりにくいバックショットでご覧いただいています
営業運転を開始してまだ2ヵ月に満たない新鋭電車

733系(B-102編成) 1767M 2012-07-27
オーソドックスで嫌みのないデザインですが、普通すぎて面白みには欠けます。その点735系は抜群ですが、一般の利用者はどのような判断を下すでしょうか?これもバックショットです
そして好きになろうと努力しているDF

DF200-105+コキ 2050レ 2012-07-27
これを撮影してみて、「DFを小顔に撮る」こともう、諦めることにしました(笑)
そして、真打ちがチラッと顔をのぞかせました
来た来た、散水列車。

DE151542+タキ+タキ+DE151545 散水列車 2012-07-27
たった2両とはいえ、前後のDEが喘ぎながら勾配を登って来ます。前後のダイヤが最高速度の速い列車で詰まっていますので、速度を出さなければならないのでしょうか。
もちろん、バックショット。

上記列車のバックショット
どちらかというと、後部補機よりも先頭のDEのが頑張っているみたいですね!
きょうはブロ友さまのおかげで楽しい列車をゲットできました。こればっかりは予想最高気温によって運転されるかどうか決められるため、神出鬼没は仕方ありません。