みなさまこんにちは。
長く風邪を病み、ようやく治ってきたので奥方から湯治のお祝いをいただき、昨日の仕事の後から登別へ出かけてきました。登別といえば、いまをときめく?SLみなと室蘭140周年記念号が見られるかもという下心もあり、期待を持ってでかけました。
さすがに温泉だけあって身体に良く、体調もかなり回復し、明日からは依然と同じ気力で仕事ができそうです。夜SLについて皆さまのブログなどをっちぇっくしてみると、運転区間が短いこともあって一般人や同業者が沿線にぎっしり、場所の確保で怒声も飛び交うなど、ちょっと出かける気力をなくし、SLはすっぱり諦め、奥方のお気に入り登別マリンパークの各種ショーにおつきあいしました。ペンギンパレードなど以前見た時と種類も違ったりして結構面白かったです。
これだけで終わりになるのもつまらないので、寝台列車の運転時間帯からははずれますが、まだ訪れたことのない撮影名所「宇宙軒S字」のロケハンをすべく少々足を延ばしました。場所は大体わかり、現着するとまもなく踏切警報器が鳴りますが列車はなかなか姿を現しません。
ヘリコプターのようなエンジン音が聞こえますが、なぜか喘ぐようなゆっくりした速度で近づいて来ます。
で、やってきたのは
??
あれっ、ここって石油輸送列車走ってたか?
長いぞ長いぞ…

DF200-60+タキ(25両) 2012-05-20
良く見ると、タキの常備表記が浜五井(千葉県)などになっていて、冬季の輸送に使ったタキの本州への回送列車と思われます。以前仙台在住の方のブログで、北海道へのシーズン前タキ送り込み回送の写真を見たことがありましたが、ここで見るとは。それにしても長い25両、最強のDLであるDF200をもってしても止まりそうな速度で登って行きました。
バックショット(最後尾)

本州行きだからなのか、テールライトがカンテラではなく円板です。
宇宙軒S字がタキで埋め尽くされるなんて、長いですね~
さて、こいつがゆっくり上がって行ったとなればダメ元で追っかけてみます。高速も使いました。
やってきたのは大岸海岸。有名撮影地なのか、線路と海の間に砦みたいな岩山があり、息を切らしてここへ登ります。
ま、ま、間に合った~!

DF200-60+タキ 2012-05-20
こんな海岸べりをDFの牽く長~いタキが行くなんて、違和感ありまくりですね。
せっかくなので、列車のアップも載せちゃいます!

箱形のDFと丸いタキの組み合わせもなかなか絵になりますね…
バックショットで両数を数えてみましょう
1、2、…

確かに現車25両ありますね!
列車の行く手にはアイヌの砦跡の岩山があります。いいもの見られて非常に満足しました。
ただ、何か欠けていることにお気づきでしょうか。確か道南にはSLの撮影に来たはず。
これでブログにSLがないと片手落ちになってしまいます。
そこで、今回撮影に成功したC11によるSL登別号を載せちゃいます!
さあ、どうぞ!

SL登別号 登別駅前 2012-05-19
SL登別号、 キタ━━(゚∀゚)━━ !!!!!登場です。ディティールにも凝っており、C型なのできちんと動輪は3つあります。
そして前へ回ってみてみると…

きちんとSLみなと室蘭号のヘッドマークもついており、ナンバーでC11型であることも確認できます。
そしてこのSLの最たる特徴は、運転室屋上のラウドスピーカーから、蒸気機関車の“ボーッ”という汽笛の音が出ることです。この写真撮影後、機関士のおじさんが現れ、汽笛を鳴らして何れかへ去って行きました。
かなりマニアックなSLを提示したことで、SLみなと室蘭140年記念号を掲載できなかったことをお許しいただけますでしょうか…